ymnk-hsp-user
- 2025/08/15
- 2025/08/14
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無知の恥
沖縄県の牛乳パックの内容量が「946ml」と。なんと中途半端な量。
歴史的な理由があるという。戦後、沖縄はアメリカに統治されていた。導入された機械はアメリカ製。単位は「ガロン」と。
聞いたことがない単位。
沖縄返還後も工場や機械はそのまま使用され続けたため、リットル(ℓ)に対応できず、一番近い容量の1/4ガロン(=946ml)となったという。
なんか、電気周波数の50ヘルツと60ヘルツの関係に似ている?
- 2025/08/13
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医師の研修
いろいろある研修(厚生労働省主催)。
修了証書に獲得にどれだけの価値があるのか?
無知の恥より、少しでも知識があったほうがいいだろう。
- 2025/08/12
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ああ横浜
この界隈が小生の行動範囲であった。
この頃は元気だった。
飲んで歌って仕事して・・・。
楽しかった。250721102403154
- 2025/08/11
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蓮舫氏(57)が国政に返り咲き
前回の東京都知事選で3位に沈んだ蓮舫氏。「再び歩み出そうと思う」と喜びを語った蓮舫氏。立候補に慎重な意見もあったことから万歳は見送ったという。
今回は期待する。同世代の人間として。
専門分野である行政改革と選択的夫婦別姓改革も成功させていただきたい。
2番や3番がダメじゃなくて、「1番を目指す気持ちが大切」と思う。1番を目指しても、2番や3番にすらなれないことも多い。ちなみに、予選敗退や初戦敗退の多かった小生の経験論です。
- 2025/08/10
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国政選挙の報道について苦言を申し上げる
「当選確実」はいいけど、「落選確実」はいけない
これは、告白前の「失恋確実」より心が折れる
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選挙に立候補する以上、多くの覚悟・努力・犠牲を伴う。その結果が出る前に「落選確実」と報じられることは、本人にとって非常に大きな精神的打撃になるだろう。せめて正式な結果が出るまで報道を控えるべきと思う。
しかし、反対意見もあるだろう。立候補者はその結果を覚悟をしているわけだから、選挙報道は公共性が高く、有権者に対する情報提供として重要である。「当選確実」と同様に、「落選確実」も公平に報じることは、中立性を保つ意味でも必要とされる。
最後に、日本医師会副会長の釜萢先生が当選した。医療改革に貢献してもらいたい。心底望む。
- 2025/08/09
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フロイト、ユング、アドラー、そしてフランクル
それぞれの理論は異なるが、人間の心の働きを理解する上で重要な視点を提供している。
フロイト、ユング、アドラーは、現代心理学の基礎を築いた三大巨匠。心理学を学ぶ上では避けては通れない人物。それぞれが独自の学説を提唱し、その学説は現代まで引き継がれている。いずれも、根底に「無意識」というテーマを扱うが、その捉え方には大きな差異がある。
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フロイト(Sigmund Freud、1856年5月6日~1939年9月23日)
心の構造:心を「イド(本能)」「自我(現実調整)」「超自我(倫理)」の3層で説明した。
無意識:無意識が行動や精神状態を大きく左右すると考えた。これを氷山モデルで表現し、防衛機制(抑圧、合理化など)も提唱した。
発達段階:人間の発達を口唇期、肛門期などに分け、それぞれが人格形成に影響するとした。
「夢判断」:フロイトは、夢を「無意識の願望が象徴的に表現されたもの」と考えた。夢には「顕在的内容(夢で見た表面的な内容)」と「潜在的内容(抑圧された本当の意味)」があり、夢分析を通じて無意識の抑圧された欲望や葛藤を解き明かすことができると主張した。特に、性的・攻撃的な衝動が夢の中で変形されて表れると考え、精神分析の手法として夢の解釈を重視した。
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ユング(Carl Gustav Jung、1875年 7月26日~1961年 6月6日)
意識と無意識:心を「意識」「個人的無意識」「集合的無意識」に分けた。特に集合的無意識には、人類共通の元型(アーキタイプ)が含まれると考えた。
タイプ論:人間の性格を「外向型」と「内向型」、さらに4つの心的機能(感覚、直観、思考、感情)に基づいて分類した。
「自我と無意識」:ユングは、意識と無意識の相互作用を重視した。「自我」は自己意識の中心であり、個人のアイデンティティを形成する。一方、「無意識」には個人的無意識(個人の経験や抑圧された記憶)と集合的無意識(全人類に共通する元型や神話的イメージ)が含まれる。自己実現(インディビジュエーション)とは、自我と無意識のバランスを取りながら、より統合された自己を目指すプロセスを指す。
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アドラー(Alfred Adler、1870年2月7日~1937年5月28日)
個人心理学:人間を統一された存在と捉え、「目的志向性」や「自己決定性」を重視した。人は環境や過去よりも、自らの選択によって人生を形作ると考えた。
劣等感と共同体感覚:劣等感を克服する努力が成長につながり、他者との協力や貢献(共同体感覚)が幸福の鍵であると提唱した。
「生きる勇気」:アドラー心理学では、人間の行動は「劣等感を克服しようとする努力」によって動機づけられると考える。「生きる勇気」とは、自分の短所や困難を受け入れつつ、他者とのつながりを大切にしながら前向きに生きる姿勢のことである。「目的論」では、過去の経験よりも「これからどうするか」が重要視され、個人が未来に向かってどのような目標を持ち、それに向かって努力するかが強調される。
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最後に、フランクルはナチスドイツの強制収容所の苦境を撥ね退けた英雄だろう。ホロコースト生還者。オーストリアの精神科医、心理学者。患者が自ら生きる意味を見出す手助けを施すことにより、精神障害を克服する心理療法「実存分析」(のちのロゴセラピー)を提唱した。
ヴィクトール・フランクル(Viktor Frankl 、1905年3月26日 ~ 1997年9月2日)
ロゴセラピー:「人生の意味」を見出すことが精神的健康に不可欠だと主張した。特に、逆境や苦難の中でも意味を見つける力が重要だと説いた。
自由と責任:人間は状況に関わらず、自分の態度や行動を選ぶ自由があり、その自由には責任が伴うと考えた。
「夜と霧」:精神科医として冷静な視点で収容所での出来事を記録するとともに、過酷な環境の中、囚人たちが何に絶望したか、何に希望を見い出したかを克明に記した。フランクルが本当に伝えたかったのは、(ナチスの残虐性ではなく、)「どんな苦境においても生きることには意味がある」というメッセージ。
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最後に
これらの理論は、それぞれ異なる視点から人間心理を探求し、心理学全体に多大な影響を与えた。
- 2025/08/08
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訃報
ロンドン五輪レスリング48キロ級・金メダリスト・小原日登美さん死去
44歳という若さで残念です。ご冥福をお祈りいたします。
オリンピックの階級にない51キロ級の選手として、世界選手権の金メダル6回獲得。一旦引退したが、2010年に48キロ級で競技に復帰した後、世界選手権で2連覇を果たした。そして、初出場のロンドンオリンピックで金メダルを獲得。
死因は明らかになっていないが、「多嚢胞性卵巣症候群」という病名がネット上で浮上している。フィンランドの大学の研究(患者の病歴に関する追跡調査)によると、心臓血管系疾患による死亡率が67%増加、腫瘍による死亡率が38%増加するなどの結果が出ているが、十分解明されていない。
少し予後を調べてみると、長期的には、虚血性心疾患・脳血管障害のリスクがやや上昇(ただし、年齢・体重・糖尿病の有無により大きく異なる)。また、子宮内膜増殖症・子宮体がんのリスクが上昇。
世界選手権とオリンピックの種目(階級も含む)が一致していないなかで、見事一発金メダル。悲運の小原日登美さんだけは、特別応援した覚えがある。
- 2025/08/07
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高齢者医療の皮肉
ポリファーマシー 10剤飲んだら 重罪だ
この川柳は「ポリファーマシー(多剤併用)」の問題提起としては分かりやすいが、誇張や断罪的響きもある。
皮肉を込めた川柳がいくつかあるそうで・・・。
1.飲ませたの 誰です先生 忘れたか?
2.十の薬 もらい手悪しと 言う不思議
3.「重罪」と 言うが処方は 合法です
4.薬全部 やめたら今度は 怠薬症
5.ポリ薬を 減らして増える 症状群必要最低限のくすりで治療しようという意識は必要ですけど、そう簡単にはいかない。
病気次第と考えていただきたい。
- 2025/08/06
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「がんばらない死に方 病気からくる恐怖を捨て去る“僧医”の言葉」 ~僧侶と医師の視点からが独自性~
死や病気に対する恐怖を和らげ、「自分らしい最期」を考えるきっかけになる本を紹介する。
医師であり僧侶でもある与芝真彰氏(東大卒)。「死への不安」や「病気からくる恐怖」とどう向き合うかについて、自身の経験をもとに語ったエッセイ。無理に生きることや死を恐れることを手放し、「自分らしい最期」を迎えるための心構えや考え方が紹介されている。
「いたずらに死を恐れたり、生に執着せず自らの死に際を自ら決めて天寿をまっとうする」という考え方が安心感を与えている。病気や死に直面したときの心の持ち方について、僧侶と医師の両方の視点から語られている点が特徴。医師として僧侶として、多くの人の「生」と「死」に寄り添ってきた著者の言葉には重みがある。穏やかな死の迎え方や「がんばらない」ことの大切さ。具体的な医療現場のエピソードや死に向き合う際の現実的な課題について語られている。単なる理想論にとどまらないところもいい。また、精神的支えと現実的アドバイスの両面から語られている点が、他の終末期医療に関する本と一線を画する。「死に方」や「生き方」に悩む人にとって心の支えとなるだろう。
コメント:著者が70歳時に書いた本。実は、小生の元上司。師匠と言える数少ない人。さすが東大。
いつでも(夜間休日でも)伝えてくれたらいいのに(私見)
・・・松本市の市立病院で今年(2025年)4月、出産の際に赤ちゃんの心拍数に異常があったにも関わらず、助産師が医師に伝えず、赤ちゃんの脳に障がいが残る医療事故があったことが分かりました。
これは悲しいニュースですね。医師に聞きにくい職場環境なんでしょうか?
さて、プライマリケア医師(かっこよくいうと総合診療医)には、「近接性(アクセシビリティ)」――すなわち患者さんが必要なときに医療を迅速・容易に受けられる環境を作る――が不可欠です。
これは地理的・経済的・時間的・精神的な側面にわたります。患者が気軽に相談できる、アクセスしやすい医療体制こそが信頼を生み、医師の価値を高めます。
ここで、「いつでも対応=病院に住み込み」は現実的か?という問題提起があります。「いつでも患者さんのそばに寄り添う」ことを極端に解釈すると、「医師が病院に住み込むべきだ」という発想にもなりますが、これには大きな賛否があります。
賛成する意見:
緊急時にもすぐ対応でき、安心感を得やすい。
地域医療や在宅医療では「町医者」的な身近さが信頼を築いてきた歴史がある。
「いつでも相談できる」存在が患者さんのメンタルサポートにも有効。
反対する意見:
医師の働き方改革や労働環境の改善が政策課題となっており、過度な勤務や住み込みは心身の疲弊を招く。
長時間労働や頻回の宿直により、医師の休息の確保が難しくなり、安全で質の高い医療の継続につながらない。
チーム医療やテクノロジー活用によって、「1人の医師が全てを24時間対応」するのではなく、分担・協力という新しいモデルが推奨されている。
法的にも宿日直勤務に上限があるため、住み込み制度は現代にそぐわない。
まとめ:
プライマリケア医師の「近接性」は、「患者さんの身近にいる」「アクセスしやすい」という環境づくりであり、必ずしも医師が病院に住み込むことを求めるものではないようです。医師にも適切な休息と私生活の保障が不可欠であり、新しい働き方や協働体制のなかで、いかに患者さんに寄り添い続けるかが重要視されています。
最後に:
コロナ患者さんが初めて当院に受診してからやがて5年。それに合わせて、感染症専門医かつ総合診療医の小生は、病院生活を決断した。患者さんのためだけでない。家族のためでもあり、不安な職員のためでもあった。
かつての職場では、「お前は絶対に罹るな、そして休むな」と叱咤されるほどの洗礼を受けていたので、かなり鍛えられていました。おかげさまで、ここ5年間、コロナに罹患しませんでしたが、病院に貢献できていたのであれば、光栄です。