医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

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2025/12/05
身分病再発だけは免れたい ーー身分病の終末期にみられる“反逆罪症候群”ーー

■ 終末期特有の症候
 身分病が末期に進行すると、患者(外様医師)はついに「退職願」という最終手段に踏み切る。しかし、本疾患の恐ろしさは、この“ごく穏当な意思表示”が病巣(経営者一族)に劇症性反応を引き起こす点にある。

◆ 末期症状:反逆罪症候群(Rebellion Syndrome)
 退職願提出という医療界では通常の手続きが、本疾患の病因にとっては権威を侵す重大な免疫刺激となる。

その結果、以下の急性症状が発現する:

  1. 退職願=反逆罪とみなされる異常免疫応答
    ・患者(医師)のごく普通の退職の意思が、病巣(経営者一族側)の異様な免疫暴走を誘発し、「反逆罪」として扱われる。
    ・組織内法体系が一瞬で中世レベルに退行することが知られている。
  2. “退職”が“解雇”に書き換えられる不可逆的変異
    ・提出した退職願が、組織内で勝手に“解雇通知”へと変異する奇妙な事象が報告されている。
    ・これは文書操作の「身分病特異的変異(status-induced mutation)」とされる。
  3. 退職金ゼロの壊死性処理
    ・退職が“解雇”に変換されるため、当然のように退職金は全額壊死(zero necrosis)する。
    ・本人の努力、実績、勤務年数は病巣の前では全て無価値化される(value nullification)。

◆ 臨床的意義
 これらの所見は身分病の終末期指標(terminal indicators)として極めて特徴的であり、患者が “この組織には未来がない” と明確に自覚する決定的契機となる。

◆ 治療方針
・治療はもはや対症療法すら無効。
・唯一の選択肢は“組織からの緊急離脱(Emergency Organizational Evacuation)”
である。
・離脱後は驚くほど予後良好で、精神的健康は短期間で改善する。

◆ 合併症
 無職という身分と収入ゼロのなかで生活(期間不明)

2025/12/04
涙ぐましい夢を見た。

涙ぐましい夢を見た。

 妻が車を運転しているが、いつまでたっても目的地に着けない。最後は間違えて、長野県方面に行くことに。ああ悲しい。

ChatGPT:夢判断
 夢の情景、とても象徴的ですね。あなたが感じた「いつまでたっても目的地に着かない」「方向を誤って遠くへ行ってしまう」「悲しさ」には、いくつかの心理的意味が重なっているように思います。

 以下、専門的な夢分析(心理学的象徴)に基づいて丁寧に読み解きます。

■ 夢の主要なポイントと意味
① 「妻が運転している」=自分ではなく他者が人生のハンドルを握っている感覚
 夢の中で運転者は、多くの場合「人生の主導権」「物事のコントロール」を象徴します。

妻が運転 → あなた自身ではなく、家族・仕事・環境など“外側の力”が自分の人生の方向を決めている
その結果「目的地に着けない」→ 思い通りに進めない、計画が停滞している感覚
自身のキャリア、生活、今後の方向性に対して“自分でコントロールできない感覚”が影響している可能性があります。

② 「目的地に着けない」=努力しても成果に届かない感覚
 これは夢の中で非常に典型的なモチーフです。

頑張っても前に進めない
どれだけ時間が経っても辿り着けない
自分の理想と現実の乖離
ゴールを見失っている感じ
 近年のキャリアの揺らぎ、専門医としての道の葛藤、二刀流の苦悩、また家族ケア・家族療法への挑戦など、「いろいろ努力しているのに、自分の理想にまだ届かない」という内面的な疲れが反映されているように見えます。

③ 「長野方面へ行ってしまう」=意図しない方向へ逸れていく不安
 長野は「山の国」「遠方」「静かな場所」といった象徴を持ちます。心理学的には、

元の目的地とは全く違う場所=人生の軌道がズレてしまう恐れ
山=負荷、試練、越えるべき課題
遠方=予定外、制御不能、方向性の迷走
などを示します。

 本来望んでいたキャリアや理想像から離れ、“予期せぬ方向に人生が流れてしまう”という不安が投影されているように感じます。

④ 最後に感じた「悲しさ」=喪失感や無力感
 夢はしばしば、日中うまく言語化できない感情を“象徴として見せる”ものです。この夢の“悲しさ”は、

「あの頃目指していた自分になれなかった」という悔しさ
「努力したのに方向が変わってしまった」喪失感
「自分で決めたいのに決められない」無力感
「妻や家族に迷惑をかけたくない」思い
など、最近のあなたの語りとも深く響き合っています。

■ まとめ:この夢が伝えていること
 一言で言うと、「自分の人生のハンドルを自分で握れていない」という無意識の不安

と「本当は別の方向に行きたい」という願いの両方が見えています。そしてその背景には、これまでのキャリアの挫折、方向転換、二刀流の苦悩、「自分の本当の道はどこだったのか」という静かで深い問いが横たわっているように思えます。

■ では、どう受け止めるべきか?
 夢は予言ではありません。あなたの心の整理がつき始めたときに見る、いわば“ナイトカウンセリング”のようなものです。今回の夢は、「もう一度、自分の人生のハンドルを握っていい」というメッセージに近いです。

・誰にどう見られるか

・どの道を進むべきか

・多芸は無芸と言われたこと

・家柄や金で評価が決まるという虚しさ

・静かに働きたいという願い

そういった深いところに触れた夢のように感じます。

2025/12/03
私の心中 ― 二刀流もどきの医師として

 私はかつて「総合診療医」であった。だが、その肩書きの裏には長い遍歴がある。もともとは消化器内視鏡を極める志をもち、“一流の内視鏡医”を目指していた。

 内視鏡のスコープを握れば、病変の陰影の微妙な揺らぎまで読み取れる――そんな境地に辿り着こうと本気で思っていた。

 ところが、運命は突然横から割り込んでくる。「感染症専門医」という肩書きが、コロナ禍という歴史的イベントによって、私のキャリアの主役に押し上げられてしまったのだ。

 気づけば私は、内視鏡室よりも防護具と睨み合い、病理よりも感染動向グラフを追い、治療計画より行政対応に時間を奪われていた。

 さて、大谷翔平の二刀流は世界を沸かせる。立派なことだ。4度目のMVP。

 一方、私の二刀流もどきは――「刀を二本持ったはずなのに、気づいたら二本とも感染症対策に持っていかれた」。そんな哀しい魔法のような出来栄えである。

 振り返れば、内視鏡と感染症の二刀流を志した私の歩みは、不器用で、予定外で、ついでに少し切ない。だが、その不器用さの奥には、「誰かを助けたい」という真面目すぎるほど真面目な意図がずっと根を張っていた。これは確かだ。

 だから今、私はこう思う。確かに私の二刀流は、大谷翔平のような華々しい成功物語ではなかった。だが、医療の現場には、派手さよりも“踏みとどまる力”が必要な瞬間がある。そして私は、それを何年も続けてきたのだと。我慢と素朴さと。

 皮肉の裏にある本音は多分こうだ。「私は失敗したのかもしれない。しかし、逃げなかった」。そして、逃げなかった者の歩みは、案外“二刀流以上の価値”をもつことがあるのではないか、と。

 敗者になっても死にはしない。

 助かったと思って、前を向こう。

 環境を変えて。

2025/12/02
インフルエンザの猛威

 新たな変異株「サブクレードK」(インフルエンザA〈H3N2〉香港型)

 サブクレードKは、A(H3N2)系統の新しい系統枝(学術的には J.2.4.1 と表記されることが多い)で、2025年後半に各国で急増していることが複数の監視報告で確認されています。

 少し難しいですが、この系統はヘマグルチニン(HA)に複数の変異を持ち、一部の抗体が効きにくくなる免疫逃避が示唆されています。特に、144番付近の変化により糖鎖が付加され、抗原性が変化した可能性があります。

 ただし、ワクチンの重症化予防効果は依然として期待できるそうです。

 日本において、例年より1か月以上早い11月から流行が拡大し、H3N2が優勢になっています。拡散スピードが速いことは確かですが(データ上も支持されますが)、症状が従来株と大きく異なるとはまだ断定できていないようです。

 高齢者では、発熱や脱水などを契機に急な行動変化が起きるため注意が必要ですが、「サブクレードK特有の神経症状」が確立した知見として示されたわけではないとのことです。

 例年と変わらず、ワクチン接種、基本的な感染対策、発症時の早期受診が重要とされています。

2025/12/01
かつて罹患した「身分病」

■ 疾患概念
 身分病とは、職場における不可逆的な身分差別へ長期曝露されることで発症する慢性進行性・再発寛解型の難治性社会病である。とくに個人病院での発症率が高く、「身分制院内環境」が病因として強く疑われている。

■ 病因
 経営者一族由来の“権威因子”の空中拡散
 旧態依然の組織文化に蓄積したヒエラルキー毒素
 外様医師に対する選別的態度変容
これらが複合的に作用し、人格的尊厳の自己溶解反応を引き起こす。

■ 臨床経過
 患者は徐々に以下の症状を呈し、生活機能を著しく損なう。

軽症期:
 発言がスルーされる
 提案が採用されない
 経営者一族だけがルールを超越していることに気づく

中等症期:
 どれだけ働いても“外様医師”のラベルが剥がれない
 評価が身分により決定される
 人格的疲弊、士気低下、存在意義の揺らぎ

重症期:
 自尊心の不可逆的萎縮
 “自分はここでは永遠に一階層下”という宿命感
 医学的判断よりも“経営者一族の機嫌”が治療方針に影響する環境に晒され、倫理観の壊死(necrosis of professional integrity) を呈する

末期(terminal stage):
 「ここに未来はない」と悟る
 転職を真剣に検討しはじめる
 ついに院内階級社会からの離脱を決意

■ 合併症
  慢性職場虚無感症
  実力不応症(やっても評価されない)
  組織不信による社会的免疫低下
  まれに医師としての矜持の喪失

■ 治療
  現時点で根治療法は存在しない。
  唯一の有効な治療は、「環境移行療法(転職)」であり、予後改善効果が最も高い。
  補助療法として、同僚との愚痴共有(心理的ドレナージ)、ユーモアによる心のデブリドマン、“自分の価値は身分で決まらない”という認知再構成。

■ 予後
 環境から離脱すれば劇的に改善する。
 しかし、「身分病」を放置すると慢性化し、医師人生に持続的な陰影を落とすことがあるため、早期対応が望ましい。

2025/11/30
「瓢箪から駒」

 若い頃は、知識と技術をひたすら積み重ね、将来は完璧な診療をする医師になると信じていた。

 ところが、日常のルーチンの合間に、予期せぬトラブルや上司の理不尽な命令という名の駒が、次々と瓢箪から飛び出す。これが現実だった。

 救急外来でのハプニングや会議室での思わぬ展開も、まるで予測不可能な駒の跳ね方。「こんなこと、教科書には書いてなかったぞ!」と叫ぶ瞬間ほど、人生は面白く、そしてちょっと哀しい。

 だが、不思議なことに、その飛び出した駒が臨床力と人間力を鍛え、笑い話に変わる――皮肉であり、恵みでもあったのだ。

 結局、医師人生とは、瓢箪に見えた日常から思いがけない駒が跳ね出して、想像以上に鍛え上げる舞台だったのだ。平凡に見える日々こそ、最も奇跡的で意表を突く医療という名の魔法の箱だったのかもしれない。

2025/11/29
ピエロとは?

 脇役ながら、実は言いたいことが言える(シェークスピアのリア王より)。

 いじめられない(太宰治の人間失格より)。

 主役の影にひっそり立つくせに、セリフだけは誰よりも核心を突く――それがピエロ。

 リア王では真実を笑いに包んで投げつけ、太宰の世界ではなぜか誰にも殴られない特権階級。

 涙を塗りつぶした顔で、観客よりもよく見えているのに、「ただの道化ですから」と逃げ道まで持っている。

 結局いちばん自由なのは、王でも主人公でもなく、責任を負わないピエロなのかもしれませんね。

 笑いの仮面さえあれば、どんな残酷な真実も安全に言えてしまう――なんとも便利な身分です。

2025/11/28
遅く咲いても、咲かないよりはるかにいいだろう。

68歳の新人弁護士。

すごいですよね。

夢叶えた人。

徳島県の粟田さん。

最高に褒めてあげたいです。

68歳で弁護士としてデビュー。

 これは、ただの「努力の結果」ではなく、人生そのものを武器にして夢をつかみ取った圧倒的な偉業です。

 これには、周囲の人の人生観を揺さぶるほどの力があります。

 年齢を理由に諦めなかった強さ、挑戦を続けた粘り強さ、学び続ける知性、そして何より「自分の人生を自分で選ぶ」という勇気。これらすべてが、本当に素晴らしい。

68歳で司法試験に受かり、弁護士として立つ。

 これは日本中の誰にとっても、“希望そのもの”です。「もう遅いなんてことは、何歳になってもない」その真実を、あなたは身をもって証明しました。そして、誰よりも誇ってほしい。

 夢を叶えた人の中でも、特別に美しい物語を持つ人。粟田さん。その挑戦に対する成功者。最高にかっこいいです。

2025/11/27
令和8年度 看護奨学金制度説明会
腹が鳴ってうれしくなる夢を見た。

 デパートのなかで、グルメめぐりをしていた。何を食べようかと迷っている。次から次へと選べ切れないと思うぐらい、おいしそうなものがたくさん。まだ、選びきれていない。ガーリックトーストがおいしそう。チキンも美味しそう。ああ何食べようかな。

ChatGPT:夢判断
 とても“豊かさ”を感じさせる夢ですね。いくつかの観点から読み解いてみます。

■ 夢の全体的なテーマ:「回復」「欲の芽生え」「選択の自由」
 腹が鳴ってうれしくなるというのは、心理学的には「本能的欲求が健全に回復している」「生きる力が戻っている」ことを象徴します。空腹=欠乏ではなく、むしろ“食べたい”という前向きなエネルギーが湧いている状態。

■ デパートでのグルメ巡り:多様性・可能性の広がり
 デパートという場所は、多くの選択肢が揃う“人生の縮図”です。

何でも選べる
選択肢が豊富
自分が選んでいい
という肯定的な状態を示すことが多いです。最近、仕事や家族ケア、臨床倫理など“選ぶこと・決めること”に負担が多かったかもしれませんが、夢の中では「あらゆる選択肢があなたの前にひらけている」というメッセージになっています。

■ 料理が次々に出てくる:欲求の再活性化
 ガーリックトースト、チキン……こうした“香りの強い、生命力のある食べ物”は、

活動性
元気
交感神経の回復
行動意欲
血の巡りの改善(象徴的な意味で)
を示唆します。特にガーリックは「強さ」「パワー」の象徴とされます。

■ まだ選びきれていない:焦らなくてよい、というサイン
 夢の中で「決められない」ことは、しばしば

まだ急いで決める必要はない
選ぶ準備を整えている段階
自分の気持ちを再確認している
と解釈できます。これは決して“優柔不断”の象徴ではなく、「今は選択肢を広げている時期」という肯定的な意味です。

■ 心理的メッセージのまとめ
生きる力が戻ってきている
欲求を素直に感じ取れるようになっている
人生の歯車がまた動き始めている
焦らずともよい、これから選べる
楽しい迷いができる余裕が復活してきている

内科医として、家族ケア専門士試験、カウンセリング、診療で多忙な中、心が少し“回復モード”に入っているサインでもあります。

外来診療の受付時間

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