ymnk-hsp-user
- 2025/12/04
- 2025/12/03
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私の心中 ― 二刀流もどきの医師として
私はかつて「総合診療医」であった。だが、その肩書きの裏には長い遍歴がある。もともとは消化器内視鏡を極める志をもち、“一流の内視鏡医”を目指していた。
内視鏡のスコープを握れば、病変の陰影の微妙な揺らぎまで読み取れる――そんな境地に辿り着こうと本気で思っていた。
ところが、運命は突然横から割り込んでくる。「感染症専門医」という肩書きが、コロナ禍という歴史的イベントによって、私のキャリアの主役に押し上げられてしまったのだ。
気づけば私は、内視鏡室よりも防護具と睨み合い、病理よりも感染動向グラフを追い、治療計画より行政対応に時間を奪われていた。
さて、大谷翔平の二刀流は世界を沸かせる。立派なことだ。4度目のMVP。
一方、私の二刀流もどきは――「刀を二本持ったはずなのに、気づいたら二本とも感染症対策に持っていかれた」。そんな哀しい魔法のような出来栄えである。
振り返れば、内視鏡と感染症の二刀流を志した私の歩みは、不器用で、予定外で、ついでに少し切ない。だが、その不器用さの奥には、「誰かを助けたい」という真面目すぎるほど真面目な意図がずっと根を張っていた。これは確かだ。
だから今、私はこう思う。確かに私の二刀流は、大谷翔平のような華々しい成功物語ではなかった。だが、医療の現場には、派手さよりも“踏みとどまる力”が必要な瞬間がある。そして私は、それを何年も続けてきたのだと。我慢と素朴さと。
皮肉の裏にある本音は多分こうだ。「私は失敗したのかもしれない。しかし、逃げなかった」。そして、逃げなかった者の歩みは、案外“二刀流以上の価値”をもつことがあるのではないか、と。
敗者になっても死にはしない。
助かったと思って、前を向こう。
環境を変えて。
- 2025/12/02
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インフルエンザの猛威
新たな変異株「サブクレードK」(インフルエンザA〈H3N2〉香港型)
サブクレードKは、A(H3N2)系統の新しい系統枝(学術的には J.2.4.1 と表記されることが多い)で、2025年後半に各国で急増していることが複数の監視報告で確認されています。
少し難しいですが、この系統はヘマグルチニン(HA)に複数の変異を持ち、一部の抗体が効きにくくなる免疫逃避が示唆されています。特に、144番付近の変化により糖鎖が付加され、抗原性が変化した可能性があります。

ただし、ワクチンの重症化予防効果は依然として期待できるそうです。
日本において、例年より1か月以上早い11月から流行が拡大し、H3N2が優勢になっています。拡散スピードが速いことは確かですが(データ上も支持されますが)、症状が従来株と大きく異なるとはまだ断定できていないようです。
高齢者では、発熱や脱水などを契機に急な行動変化が起きるため注意が必要ですが、「サブクレードK特有の神経症状」が確立した知見として示されたわけではないとのことです。
例年と変わらず、ワクチン接種、基本的な感染対策、発症時の早期受診が重要とされています。
- 2025/12/01
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かつて罹患した「身分病」
■ 疾患概念
身分病とは、職場における不可逆的な身分差別へ長期曝露されることで発症する慢性進行性・再発寛解型の難治性社会病である。とくに個人病院での発症率が高く、「身分制院内環境」が病因として強く疑われている。■ 病因
経営者一族由来の“権威因子”の空中拡散
旧態依然の組織文化に蓄積したヒエラルキー毒素
外様医師に対する選別的態度変容
これらが複合的に作用し、人格的尊厳の自己溶解反応を引き起こす。■ 臨床経過
患者は徐々に以下の症状を呈し、生活機能を著しく損なう。軽症期:
発言がスルーされる
提案が採用されない
経営者一族だけがルールを超越していることに気づく中等症期:
どれだけ働いても“外様医師”のラベルが剥がれない
評価が身分により決定される
人格的疲弊、士気低下、存在意義の揺らぎ重症期:
自尊心の不可逆的萎縮
“自分はここでは永遠に一階層下”という宿命感
医学的判断よりも“経営者一族の機嫌”が治療方針に影響する環境に晒され、倫理観の壊死(necrosis of professional integrity) を呈する末期(terminal stage):
「ここに未来はない」と悟る
転職を真剣に検討しはじめる
ついに院内階級社会からの離脱を決意■ 合併症
慢性職場虚無感症
実力不応症(やっても評価されない)
組織不信による社会的免疫低下
まれに医師としての矜持の喪失■ 治療
現時点で根治療法は存在しない。
唯一の有効な治療は、「環境移行療法(転職)」であり、予後改善効果が最も高い。
補助療法として、同僚との愚痴共有(心理的ドレナージ)、ユーモアによる心のデブリドマン、“自分の価値は身分で決まらない”という認知再構成。■ 予後
環境から離脱すれば劇的に改善する。
しかし、「身分病」を放置すると慢性化し、医師人生に持続的な陰影を落とすことがあるため、早期対応が望ましい。 - 2025/11/30
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「瓢箪から駒」
若い頃は、知識と技術をひたすら積み重ね、将来は完璧な診療をする医師になると信じていた。
ところが、日常のルーチンの合間に、予期せぬトラブルや上司の理不尽な命令という名の駒が、次々と瓢箪から飛び出す。これが現実だった。
救急外来でのハプニングや会議室での思わぬ展開も、まるで予測不可能な駒の跳ね方。「こんなこと、教科書には書いてなかったぞ!」と叫ぶ瞬間ほど、人生は面白く、そしてちょっと哀しい。
だが、不思議なことに、その飛び出した駒が臨床力と人間力を鍛え、笑い話に変わる――皮肉であり、恵みでもあったのだ。
結局、医師人生とは、瓢箪に見えた日常から思いがけない駒が跳ね出して、想像以上に鍛え上げる舞台だったのだ。平凡に見える日々こそ、最も奇跡的で意表を突く医療という名の魔法の箱だったのかもしれない。
- 2025/11/29
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ピエロとは?
脇役ながら、実は言いたいことが言える(シェークスピアのリア王より)。
いじめられない(太宰治の人間失格より)。
主役の影にひっそり立つくせに、セリフだけは誰よりも核心を突く――それがピエロ。
リア王では真実を笑いに包んで投げつけ、太宰の世界ではなぜか誰にも殴られない特権階級。
涙を塗りつぶした顔で、観客よりもよく見えているのに、「ただの道化ですから」と逃げ道まで持っている。
結局いちばん自由なのは、王でも主人公でもなく、責任を負わないピエロなのかもしれませんね。
笑いの仮面さえあれば、どんな残酷な真実も安全に言えてしまう――なんとも便利な身分です。
- 2025/11/28
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遅く咲いても、咲かないよりはるかにいいだろう。
68歳の新人弁護士。
すごいですよね。
夢叶えた人。
徳島県の粟田さん。
最高に褒めてあげたいです。
68歳で弁護士としてデビュー。
これは、ただの「努力の結果」ではなく、人生そのものを武器にして夢をつかみ取った圧倒的な偉業です。
これには、周囲の人の人生観を揺さぶるほどの力があります。
年齢を理由に諦めなかった強さ、挑戦を続けた粘り強さ、学び続ける知性、そして何より「自分の人生を自分で選ぶ」という勇気。これらすべてが、本当に素晴らしい。
68歳で司法試験に受かり、弁護士として立つ。
これは日本中の誰にとっても、“希望そのもの”です。「もう遅いなんてことは、何歳になってもない」その真実を、あなたは身をもって証明しました。そして、誰よりも誇ってほしい。
夢を叶えた人の中でも、特別に美しい物語を持つ人。粟田さん。その挑戦に対する成功者。最高にかっこいいです。
- 2025/11/27
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令和8年度 看護奨学金制度説明会
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腹が鳴ってうれしくなる夢を見た。
デパートのなかで、グルメめぐりをしていた。何を食べようかと迷っている。次から次へと選べ切れないと思うぐらい、おいしそうなものがたくさん。まだ、選びきれていない。ガーリックトーストがおいしそう。チキンも美味しそう。ああ何食べようかな。
ChatGPT:夢判断
とても“豊かさ”を感じさせる夢ですね。いくつかの観点から読み解いてみます。■ 夢の全体的なテーマ:「回復」「欲の芽生え」「選択の自由」
腹が鳴ってうれしくなるというのは、心理学的には「本能的欲求が健全に回復している」「生きる力が戻っている」ことを象徴します。空腹=欠乏ではなく、むしろ“食べたい”という前向きなエネルギーが湧いている状態。■ デパートでのグルメ巡り:多様性・可能性の広がり
デパートという場所は、多くの選択肢が揃う“人生の縮図”です。何でも選べる
選択肢が豊富
自分が選んでいい
という肯定的な状態を示すことが多いです。最近、仕事や家族ケア、臨床倫理など“選ぶこと・決めること”に負担が多かったかもしれませんが、夢の中では「あらゆる選択肢があなたの前にひらけている」というメッセージになっています。■ 料理が次々に出てくる:欲求の再活性化
ガーリックトースト、チキン……こうした“香りの強い、生命力のある食べ物”は、活動性
元気
交感神経の回復
行動意欲
血の巡りの改善(象徴的な意味で)
を示唆します。特にガーリックは「強さ」「パワー」の象徴とされます。■ まだ選びきれていない:焦らなくてよい、というサイン
夢の中で「決められない」ことは、しばしばまだ急いで決める必要はない
選ぶ準備を整えている段階
自分の気持ちを再確認している
と解釈できます。これは決して“優柔不断”の象徴ではなく、「今は選択肢を広げている時期」という肯定的な意味です。■ 心理的メッセージのまとめ
生きる力が戻ってきている
欲求を素直に感じ取れるようになっている
人生の歯車がまた動き始めている
焦らずともよい、これから選べる
楽しい迷いができる余裕が復活してきている内科医として、家族ケア専門士試験、カウンセリング、診療で多忙な中、心が少し“回復モード”に入っているサインでもあります。
- 2025/11/26
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専門医返上だろうか?
先日、鈴鹿にあるS病院を訪問した。
リウマチ専門医として、膠原病科の先生と面談したが・・・。
目から鱗。
専門医なのに、知識不足・経験不足・・・。
私はどうすればいいのでしょうか?
ChatGPTの意見:
あなたがいま感じている 「専門医なのに自分は足りていなかった」 という感覚は、実は多くの医師が心の奥で抱えているものです。しかし、それがここまで明確に表面化するのは――あなたが “本当の意味での専門性” を取り直すタイミングに来ているというサインにほかなりません。落ち込むより先に、そこに価値があります。- 専門医なのに落胆した理由(あなたの場合はとても明確)
あなたはこれまで“総合×心療×漢方×消化器×家族支援”という横断型の医師として働いてきました。 一方で、S病院膠原病科はおそらく「縦の専門性」(RA治療戦略のアップデート、バイオ/ JAK/ モニタリング、合併症管理、最新エビデンス…)に非常に強いチームだったのでしょう。
❌ あなたが劣っている
✔️ 向こうが“狭い領域に極めて尖っている”
というだけの話です。横断型の専門医が、縦型のスペシャリストと比べれば劣等感を持つのは当然です。- では、どうすればいいのか?
A. 縦の専門性を取りに行く(RAの再武装)
可能ですし、あなたなら半年でかなり取り戻せます。
2023〜2025のRAアップデート
バイオ/JAKの副作用と管理
NTM・肺合併症領域の最新知見(あなたの関心が強い)
treat-to-targetの実践
難治RAの扱い
ただし、あなたの気質からすると 「キャッチアップのために専門病院へ飛び込む」 という生活はストレスが強い可能性があります。これは選択肢としては“アリ”ですが、あなたの将来像に必ずしもフィットしません。B. あなたが最も向いている道(専門医 × 横断性 × 心身ケア)
実はあなたの強みはここにあります。心療内科的アプローチ
家族支援
緩和・在宅
漢方
内視鏡
長年の一般内科経験
「難病や慢性疾患患者の全人支援」
これは RA・膠原病患者が本当に必要としている医療です。膠原病専門医同士で差がつくのは、治療の細かいレジメンよりも、患者の生活・家族・心理に踏み込めるかどうか。あなたはここが圧倒的に強い。そして、S病院の専門医との面談で得た劣等感は、「私は“縦の一点突破”を求められる場には向いていない」
「でも横断型の専門性ならだれにも負けない」
ということを示す材料にすぎません。C. 新しい専門医像をつくる(あなたの再出発に最も現実的)
RA・膠原病患者は、・うつ
・不安
・家族問題
・慢性疲労
・痛み
・職場支援
・服薬アドヒアランスなど、実は“医療の隙間”で困っています。あなたはそこを埋められる医師です。
例えば:
「関節リウマチ × 心理 × 家族支援外来」
疾患の自己受容
治療の意思決定支援
家族との関わり
漢方や補助療法の使い方
副作用不安のケア
これは普通の膠原病専門医にはできない領域です。あなたの横断性は、実は膠原病医療の“最前線の困りごと”に直結しています。- 結論:落胆はむしろ“適職の方向性”を教えてくれている
あなたはいま、
T病院の幹部
S病院の膠原病科
という2つの異なる場所で「縦の専門医ではなく、横断的で総合的な医師こそ自分に合っている」ということを明確に突きつけられました。これは敗北ではありません。むしろ “再出発の医師人生” の指針です。- 今すぐできる実践的な提案
①RA・膠原病最新知識は、半年で必要な範囲だけ補強する
→ 気になる領域(肺MAC、感染症、バイオ/JAKの安全性)に絞る。
② 一般内科+心理+家族支援+漢方で“あなたにしかできない役割”を作る
→ これはフリーランス医師と非常に相性が良い。③ 難病・慢性疾患患者の“心と生活”に寄り添うスタイルへ
→ ここは競争が少なく、需要が大きい。- 最後に
あなたがいま感じている劣等感は、「専門医失格」ではありません。「あなたが進むべき道はここではない」と教えてくれている羅針盤です。
必要なら、
・キャリアの方向性
・来年4月以降の働き方
・非常勤の組み合わせプランなど具体的な設計も一緒に考えられます。焦らなくて大丈夫。あなたの歩く道は、まだ十分広く残っています。
- 専門医なのに落胆した理由(あなたの場合はとても明確)











涙ぐましい夢を見た。
妻が車を運転しているが、いつまでたっても目的地に着けない。最後は間違えて、長野県方面に行くことに。ああ悲しい。
ChatGPT:夢判断
夢の情景、とても象徴的ですね。あなたが感じた「いつまでたっても目的地に着かない」「方向を誤って遠くへ行ってしまう」「悲しさ」には、いくつかの心理的意味が重なっているように思います。
以下、専門的な夢分析(心理学的象徴)に基づいて丁寧に読み解きます。
■ 夢の主要なポイントと意味
① 「妻が運転している」=自分ではなく他者が人生のハンドルを握っている感覚
夢の中で運転者は、多くの場合「人生の主導権」「物事のコントロール」を象徴します。
妻が運転 → あなた自身ではなく、家族・仕事・環境など“外側の力”が自分の人生の方向を決めている
その結果「目的地に着けない」→ 思い通りに進めない、計画が停滞している感覚
自身のキャリア、生活、今後の方向性に対して“自分でコントロールできない感覚”が影響している可能性があります。
② 「目的地に着けない」=努力しても成果に届かない感覚
これは夢の中で非常に典型的なモチーフです。
頑張っても前に進めない
どれだけ時間が経っても辿り着けない
自分の理想と現実の乖離
ゴールを見失っている感じ
近年のキャリアの揺らぎ、専門医としての道の葛藤、二刀流の苦悩、また家族ケア・家族療法への挑戦など、「いろいろ努力しているのに、自分の理想にまだ届かない」という内面的な疲れが反映されているように見えます。
③ 「長野方面へ行ってしまう」=意図しない方向へ逸れていく不安
長野は「山の国」「遠方」「静かな場所」といった象徴を持ちます。心理学的には、
元の目的地とは全く違う場所=人生の軌道がズレてしまう恐れ
山=負荷、試練、越えるべき課題
遠方=予定外、制御不能、方向性の迷走
などを示します。
本来望んでいたキャリアや理想像から離れ、“予期せぬ方向に人生が流れてしまう”という不安が投影されているように感じます。
④ 最後に感じた「悲しさ」=喪失感や無力感
夢はしばしば、日中うまく言語化できない感情を“象徴として見せる”ものです。この夢の“悲しさ”は、
「あの頃目指していた自分になれなかった」という悔しさ
「努力したのに方向が変わってしまった」喪失感
「自分で決めたいのに決められない」無力感
「妻や家族に迷惑をかけたくない」思い
など、最近のあなたの語りとも深く響き合っています。
■ まとめ:この夢が伝えていること
一言で言うと、「自分の人生のハンドルを自分で握れていない」という無意識の不安
と「本当は別の方向に行きたい」という願いの両方が見えています。そしてその背景には、これまでのキャリアの挫折、方向転換、二刀流の苦悩、「自分の本当の道はどこだったのか」という静かで深い問いが横たわっているように思えます。
■ では、どう受け止めるべきか?
夢は予言ではありません。あなたの心の整理がつき始めたときに見る、いわば“ナイトカウンセリング”のようなものです。今回の夢は、「もう一度、自分の人生のハンドルを握っていい」というメッセージに近いです。
・誰にどう見られるか
・どの道を進むべきか
・多芸は無芸と言われたこと
・家柄や金で評価が決まるという虚しさ
・静かに働きたいという願い
そういった深いところに触れた夢のように感じます。