ymnk-hsp-user
- 2025/10/18
- 2025/10/17
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無知の恥
厚生労働省が2024年10月に公表した「日本人の食事摂取基準(2025年版)」から、ベジファーストに関する記述がなくなった。ベジファーストとは、野菜を先に食べることで食事による血糖値の急上昇を抑え、糖尿病予防やダイエット効果があるとされている食事法。しかし、ベジファーストは時間をかけてやらないと意味がないという。
エビデンスが限定的であることがきっかけ
「野菜を先に食べることで食後の血糖値上昇を抑える」という研究結果は存在する。ただし、それらは対象が限られた少人数の短期的な実験に基づくもので、幅広い人々に当てはまる普遍的な根拠とは言い切れないという。高齢者や肥満・糖尿病患者などにも同じ効果があるとは確認されていないという判断から、ガイドラインへの掲載は見送られたそうだ。
野菜を先に食べる習慣を、野菜を確実に食べる習慣として置き換えたらどうかな。
ヘルシーだと思うけどなあ。 - 2025/10/16
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56歳の夏
プライマリ・ケア医(総合診療医)を目指してやがて20年。
活躍できたかどうかは、よくわからない。
しかし、いい参考情報を思い出した。
医療崩壊を回避するヒントになるかもしれない。夕張市の医療 ~縮小が示した未来像~
財政破綻から十八年。北海道夕張市の医療は、いまも全国の注目を集めている。かつて171床を誇った市立総合病院は、破綻を機にわずか19床の有床診療所へと縮小された。全国が「医療崩壊の象徴」と騒然となったのは記憶に新しい。
しかし、その後の歩みは単なる失敗談ではない。むしろ夕張は、超高齢社会の医療の在り方を先取りした「実験場」として位置づけるべきだ。病床を大幅に減らした一方で、夕張はプライマリーケアを核に在宅医療と介護を統合した。救急や急性期は広域の基幹病院に託し、地域には暮らしを支える日常医療を残す。結果として、在宅看取りや慢性疾患の継続ケアが地域に根づいた。医療の中心を病院から家庭へ移すモデルが、財政難の中で実現されたのである。
もちろん課題は少なくない。冬季の搬送リスク、人材不足、財政の脆弱さは今も続く。だが夕張の経験が示したのは、病院の規模やベッド数だけでは医療の持続性を測れないという厳粛な事実である。
全国の地方都市は、人口減と高齢化の波に直面している。すべての地域が大規模病院を抱えるのは非現実的だ。地域包括ケアを基盤とし、広域搬送体制を組み合わせる。そのうえで、財政と人材の持続性をどう確保するか。夕張が歩んだ道のりは、私たちが避けて通れぬ問いを突きつけている。
「破綻の町」を特殊例と片付けてはならない。夕張の試練と挑戦を自らの地域に照らし合わせ、持続可能な医療の設計図を描くこと。それこそが、医療崩壊を防ぐ最善の道である。
- 2025/10/15
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外来診療より診察日変更のお知らせ
令和7年11月23日(日)の石上医師による肝臓外来の診察は、11月30日(日)に変更となります。
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秋丸機関(あきまるきかん)
1939年9月、ノモンハン事件や第二次世界大戦の勃発を背景に、日本の陸軍省経理局内に設立された経済研究組織。正式名称は「陸軍省戦争経済研究班」。であり、秋丸次朗中佐(のちに大佐)が主導したため、「秋丸機関」と呼ばれる。
この機関は、各国の経済力を詳細に分析するため、経済学者や官僚など一流の知識人を集め、主に日米開戦など大規模な戦争が経済的に可能かどうかを科学的に調査・報告した。その結果、英米との戦争には勝算がないという結論の報告書をまとめたものの、この報告は上層部に握り潰され、無視されたとされている。
なぞかけ①:
「秋丸機関とかけて、優秀な部下に耳を傾けない上司と解く。そのこころは?」
→「どちらも、正しい分析や意見が無視され、結局大きな失敗につながるでしょう。」秋丸機関は、鋭い分析に基づく重要な報告を出したにもかかわらず、当時の上層部がその報告に耳を傾けなかったため、日米開戦という破局的な選択がなされてしまった。これは、優秀な部下の意見を聞かない上司が大きな失敗を招く構図と重なる。
そこで、現代の日本で進む病院の赤字化――つまり、医療現場の現実的な不安・問題点について、経営層や政治の現場が十分に耳を傾けないまま改善策を見失いつつある状況は、「秋丸機関のなぞかけ」と見事に重なる。
なぞかけ②:
「病院の赤字化とかけて、秋丸機関の報告書と解く。そのこころは?」
→「どちらも、現場からの切実な警告やデータが上層部に無視され、やがて取り返しのつかない結果を招くでしょう。」現場の医療従事者の声や、経営データをもとにした専門家の警告を活かさず、見たくない現実から目をそらしている限り、病院はじわじわと赤字に沈み、社会全体の健康や安心が損なわれる――まさに戦前日本の悲劇と、今の医療現場の危うさがリンクしている。
この皮肉には、「同じ過ちを繰り返すのか」という痛烈な批判がこもっている。
- 2025/10/14
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室町時代の後半 ~日野富子(八代将軍足利義政の正妻)の人物像~
ここにも尼将軍?
米の売買にも手を出す?約500年前!現在の経済活動にも通じる手腕!
近年の研究では、日野富子が「応仁の乱の黒幕」や「日本三大悪女」とされてきた従来の評価に再検証が加わり、善人あるいは少なくとも悪女とは言い切れない人物像が明らかになってきたという。
主な根拠は以下の通り。
悪女説の根拠は史料の偏りや後世の評価という。もともと日野富子が「悪女」とされるのは、『応仁記』などの伝承や江戸時代以降の戯作などによるイメージの拡大解釈によるものが大きく、当時の実態を正確に反映しているとは限らない。
富子が乱の元凶とされる構図(富子+山名宗全 vs 義視+細川勝元)は、近年の研究では事実とは異なる点が指摘された。山名宗全と義視の関係も実際には良好だったとの分析もあり、必ずしも富子が一方的に義視排除を企てた事実は認められない。
富子が「金の亡者」「守銭奴」と言われた背景には、室町幕府自体の財政困難があり、やむなく自身が資産運用や蓄財に奔走せざるを得なかった側面もある。
幕府の発言力や存続を保つため、財力を高めるのが不可欠だったともされ、「好き好んで」金に執着していたわけではないという指摘もある。
応仁の乱の終結において、武力ではなく経済力や交渉力で混乱を鎮めた功労者であり、現代に求められるリーダー像と重ね合わせて高いマネジメント能力を評価する声も増えている。むしろ「終戦の功労者」「近代的な経済リーダー」と再評価されている。
最新の歴史小説や研究において、家や幕府の安定、領民の保護といった大義に生きた人物として描かれることも多く、個人的な欲望や「悪」ではなく、時代背景の制約の中で必死に責務を果たそうとしたと理解されている。
以上から、日野富子が「善人」とまでは断言できないが、近年の研究では、「偏った悪女イメージは否定されている。むしろ、有能な政治家・財政家として再評価されているというのが最新の通説という。
フェイクニュースとファクトニュースをどのように情報収集して、いかに分析することが大事なんだよな。
- 2025/10/13
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学会発表をしている夢を見た。
ところが、発表しても発表しても永遠に終わらない。
終わらせてくれない。
「もう限界だって」思ったら、目が覚めた。ChatGPTの夢判断
興味深い夢ですね。いくつかの心理的側面から解釈できます。夢の構造
「学会発表」:現実でのご自身の役割(医師・研究者・発表者)と深く結びついています。夢の中で学会という場を選んだこと自体が、「評価される場」「自分の力量を試される場」に置かれている感覚を象徴していると考えられます。「発表しても終わらない」:これは典型的に「終わりの見えない努力」「出口のない課題」を象徴します。現実でも、仕事や勉強、あるいはカウンセリング・診療のように、成果がすぐに見えないプロセスに向き合っていると、このような夢になりやすいです。
「終わらせてくれない」:「自分だけの努力」ではなく、「周囲や状況に縛られている感覚」も反映されています。義務感・責任感が強い方にしばしば見られるテーマです。
「限界だと思ったら目が覚めた」:無意識が「これ以上は負担が大きい」とSOSを出して目を覚まさせた可能性があります。
心理的な意味
過労・責任感の反映:仕事や学習、研究などで「まだやらなければ」「もっと良くしなければ」と思いながらも、終わりが見えない感覚を抱えていることの投影。評価不安・自己基準の高さ:「発表」というシーンは「人にどう見られているか」を強調します。発表が終わらない=「自分の努力が完結しない・認められない」という内心の不安の表れかもしれません。
自己成長の過程
一方で、夢は「永遠に続く発表」という形で「まだ学びが続く」ことを象徴的に示しているとも考えられます。限界を感じたところで目覚めたのは、「休みながら続ければいい」というメッセージかもしれません。
アドバイス
今の生活に「終わりの見えない負担」を感じていないか、少し立ち止まって振り返る。学習や仕事を「区切る」意識を持つ。たとえば「今日はここまで」と意図的に切り上げる。学会発表=人前での表現が象徴するように、「人からの評価」より「自分にとって十分だったか」に軸足を置くと安心感が増す。
なんとなく分かったような気がする。
使命感を感じ続けていると、強迫観念が深層心理に住み着いてしまうのか? - 2025/10/12
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消費期限を偽って表示
私もよく買うコンビニエンスストアなんだけど・・・。
おにぎりや惣菜など店内で調理された商品。消費期限を延長し販売していたと。
全国23店舗で様々な偽装が明らかになり、そのうち16店舗は大阪・京都・兵庫の関西に集中。
企業としての説明責任が問われそうだ。
どこが取り締まっているかわからないが、どのような措置をするのでしょうか?
まさか、無罪放免ではないですよね。
食の安全は第一ですから。 - 2025/10/11
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雑居ビル火災 2025/8/18 大阪
活動中の消防職員2人が殉職。
55歳と22歳。自分と自分の息子の年齢とほぼ同じ。
こころが痛い。痛すぎる。法令違反があったのであれば・・・、人災になる。
もちろん、行政サイドは厳重にしてくれますよね。
まさか、うやむやにしないですよね。ご冥福を祈る。
- 2025/10/10
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ひまわり
夏の風景を彩る代表的な花といえば、やはり「ひまわり」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。真っ直ぐに伸びる茎の先に、太陽のように大きく明るい花を咲かせる姿は、見る者に元気や希望を与えてくれます。
ひまわりはキク科の一年草で、原産地は北アメリカ。16世紀にヨーロッパへ渡り、やがて世界各地に広まっていきました。日本には江戸時代に伝わったとされ、今では夏の定番の花として親しまれています。
ひまわりの特徴といえば、その花首が太陽の動きを追いかける「向日性」。若い時期の花は、東から西へと太陽を追って動き、夜のうちに再び東を向いて翌朝を迎えます。成熟して大きく開いた花は一定の方向を向いたままになりますが、その姿は「常に太陽を見つめる花」として、多くの文化圏で象徴的に語られてきました。まっすぐ空を仰ぐ姿は、生命力や誠実さの象徴とされ、花言葉にも「憧れ」「情熱」「あなただけを見つめる」といった意味が込められています。
また、ひまわりは観賞用だけでなく、実から採れる種や油としても人々の暮らしを支えてきました。特に、ロシアやウクライナでは国民的な植物として根付いており、ひまわり畑はその大地を象徴する景観となっています。中でもウクライナでは、ひまわりは平和のシンボルとしても扱われていることが知られています。1996年、核兵器を放棄したこの国の軍事施設跡地に、各国の防衛大臣が「もう二度と戦争のために使わない」という誓いを込めてひまわりを植えたという逸話は、まるで物語のように強い印象を残しています。燃えるように鮮やかな花びらは、破壊ではなく希望を未来へ照らす灯火でもあるのです。
さらに芸術の世界においても、ひまわりは人々の心を捉え続けてきました。最も有名なのは、画家フィンセント・ファン・ゴッホが描いた連作「ひまわり」でしょう。彼は南フランスのアルルで、燃えるような黄色の花を繰り返し描きました。その色彩には、友情、憧憬、そして孤独が入り混じった彼自身の心情が反映されていると言われています。明るさの裏に人間の切実な思いが込められたからこそ、今日に至るまで多くの人を惹きつけてやまないのです。
夏の盛り、炎天下で一斉に顔を太陽に向けるひまわりの群れは、ただの花畑を超えて、まるで生命の行進を見ているようでもあります。人はその姿に、自分自身もまた困難に向かいながら未来を見据える強さを重ねているのかもしれません。だからこそ、ひまわりは単なる「夏の花」にとどまらず、希望や憧れ、そして人間の普遍的な願いを象徴する花として、時代を超えて輝き続けているのです。
以上、ひまわりについて調べたこと。ウクライナ戦争の終結に、ひまわりがキーワードかもしれませんよ。今は、トランプ大統領に任せたらどうでしょうか?
金正恩総書記の目に涙。北朝鮮はロシアで戦死した兵士らに初めて勲章を授与。
総書記が見守る中、飛行機から続々と運び出されるのは、戦死した兵士が収められているとみられる棺。
ウクライナ侵攻を続けるロシアを支援するため派遣した兵士らに「英雄」の称号と勲章を授与されている。
総書記は演説で「軍が成し遂げた勝利は世界戦争史の事変になる」と称賛し、「軍事力の最新鋭化と最強化を進め、戦争準備を完成させなければならない」と強調した。
多数の戦死者が出ていることへの不満を抑える狙いがあるとされる。
トランプ大統領がここに登場できないのかなあ?
他力本願はよくないと言われるが、ここは大国のトップしか解決できないと思う。
小国の一国民が叫んでも、何の役にも立たない。
小生では何もできない。無力である。