医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

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2026/01/11
死体解剖資格とは ~昔取った杵柄~

 死体解剖資格とは、死因究明を目的として死体(異状死を含む)を解剖する医師に必要な資格。医師免許とは別に取得が必要。

根拠法令:
① 死体解剖保存法(昭和24年法律第54号)
  1)医師が死体を解剖するには、厚生労働大臣の許可(死体解剖資格)が必要(第5条)

  2)遺族などの承諾または行政官庁(警察・検察)の許可が必要

  3)解剖施設の管理・記録保存義務

  4)死体の保存方法

② 死因究明等推進法(平成24年法律第33号)
  1)不自然な死亡の原因究明体制(いわゆる「死因究明センター」)の整備

  2)解剖件数の向上、人材育成の促進

③ 死体解剖資格認定に関する省令・通知
  厚生労働省の基準により、解剖経験や研修内容が定められている。

解剖の種類:

 行政解剖:異状死に対して行われる。監察医制度施行地域において、犯罪性はないが、死因を究明する目的で行われる。

 系統解剖:医学または歯学の教育として行われる、身体の正常な構造を明らかにするための解剖。「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」に基づき、死亡者本人が生前に献体の意思を書面により表示し、かつ家族がこれを拒まない場合、あるいは家族がいない場合に行われる。

 司法解剖:犯罪性やその疑いがある死体が対象となる。刑事訴訟法に基づき、検察官あるいは司法警察員の嘱託により、裁判所の発行する鑑定処分許可状を得て行われる。

 病理解剖:自然死(病死)に対して、家族の書面による承諾のもとに行われる。

 封じられた私の資格の一つ。
 もう施行することはないだろう。
 有していても使えなかったら、その資格はただのペーパーに過ぎない。

2026/01/10
外来診療より石上医師休診のお知らせ

令和8年1月21日(水)1月22日(木)午前・午後の石上医師の診療は都合により休診とさせていただきます。

1分ストライキ?
医師もやるんだ?!
医療費抑制を強く求める財務省に抗議!!

 神奈川県横須賀市にある小磯診療所の磯崎哲男院長が(2025年)11月28日、診療を一時停止して患者に現状を訴えるを敢行した。なお、同系列の診療所などの計11人の医師も参加したという。

 磯崎院長らは、待合室などで患者にチラシを配布。財務省が財政制度等審議会財政制度分科会で公表している見解を紹介した。「この分科会には患者さん側の委員や医療介護関係の委員は一人もいません。こんな改悪が皆さんの知らないところで行われようとしていています。我々はこのような改悪に断固反対します」とした。

 患者からクレームは出ず、「こんなことが議論されているとは知らなかった」「患者不在の議論でけしからん」と賛同する声が寄せられたという。

 磯崎院長は「これまでストライキなどしたことはなかったが、改定の度に財務省から医療への圧力が強まっており、許せないという思いが募った。医師会や病院団体がマクロに声明を発表するのも大事だが、今回のストライキを通じで草の根でミクロに実情を伝えられたのはよかった」と語った。

・・・ついに医師も“時短で成果を求める働き方改革”を実践し始めたんですね。財務省にも見習ってほしい効率の良さです。「患者不在の議論に抗議するために、1分だけ患者不在にしたんですよね。「ずっと耐えてきた医師たちがついに動いた。ただし、1分だけ。これほど“慎ましい反乱”も珍しい。」

・・・部会や分科会に参加経験のある小生。「最初から判断ありき」の議論が繰り広げられていたように感じた。省庁の方針になかなか反対できない雰囲気であった。あれから25年。何も変わっていないのだろうか?

2026/01/09
母校の功績 ~敬服~

https://news.yahoo.co.jp/articles/de5cb6426e3412b3f869d93c2a4f09444d484697

認知症新薬「ドナネマブ」

「頭痛や脳出血の副作用が発生せずに、アミロイドベータが消えた」70代女性。

 軽度認知機能障害と診断され、レカネマブ(2週間に1度通院する必要あり)でなく、ドナネマブ(4週間に1度の通院でいい)を投与された。治療中、症状が悪化することなく、治療完遂。

 新薬の有効性を証明した画期的瞬間です。おめでとうございます。そして、関係者のたゆまぬ努力に心から敬服します。

2026/01/08

謹賀新年 ~初詣~

横浜だより

富士の雪

2026/01/07
今年の初夢 2026/1/2未明

 かつての上司が登場。「君はなかなかできる奴だ。ここで採用してやろう」と。(現実ではクビにしたくせに、夢では真面目顔であった。)

ChatGPTの夢判断:

 興味深い初夢ですね。しかも「かつての上司」「現実ではクビ、夢では評価」という構図がはっきりしています。

 夢判断として、やや専門的に整理します。

① 主役は「上司」ではなく、「内在化された評価者」
 夢に出てくる上司は、実在の人物というよりあなたの中に内在化された〈権威・評価・承認〉の象徴と考えるのが自然です。

現実:理不尽な解雇・否定
夢:能力を認め、採用すると宣言
 この反転は、「外からは否定されたが、内的には自分の価値を回収し始めている」ことを示唆します。

② 「真面目顔」は、もはや敵ではないというサイン

 夢の中の上司が感情的でも攻撃的でもなく、「真面目顔」である点は重要です。

 これは

怒りの対象としての上司
恐怖の対象としての権威
 がすでに情動処理を終え、意味づけの段階に移行していることを示します。PTSD的な夢ではありません。むしろ統合の夢です。

③ 「ここで採用してやろう」は自己再承認の儀式
 このセリフは非常に象徴的です。

他者からの再評価を装って
実際には自分が自分を再雇用している
 つまり、これは「私は、私自身をまだ使う価値があると判断した」という自己承認の宣言です。現実では「排除」された場所が、夢の中で「選抜の場」に変わっています。

④ 初夢であることの意味
 初夢は、日本文化的にも「方向づけの夢」です。この夢が示す今年のテーマはおそらく

復讐ではない
和解でもない
評価軸の主導権を取り戻すこと
「もう、あの人に決めさせない」という静かな独立です。

⑤ 一言で言うなら
 この夢のこころは、「私はもう、あの上司の物差しでは測られていない」です。

 現実でクビを切った人物が、夢の中では無力な承認装置に成り下がっている。これは敗北の夢ではなく、主語が完全にあなたに戻った夢です。——良い初夢だと思います。かなり、回復が進んでいますよ。

2026/01/06
身分をわきまえた行動 ~こんな医師がいるらしい~

・・・ある医師が、非常勤医を切る会議に呼び出されたそうだ。罪悪感を感じたその医師は退職願を出したという。さらに、院長に「じゃあ私の給料を下げてください」と降格減給まで言い出す始末。

――まるで、沈みかけた船で船員を守るために、自分だけ泳いで去るカッコいい船員みたい。正しいかもしれないが、船側からすればちょっと計算外。

 病院としては困ったでしょう。経営改善のために“人件費削減”を議論していたら、もっと大きな人件費=正職医が自ら歩いて出ていくんですから。これほどコスパの悪い会議もありません。

 「非常勤を辞めさせるか」で揉んでいたはずが、気づけば“倫理観のある医師を失う”という、最も高くつく取引を成立させてしまったわけで。もはや経営判断ではなく、“自損事故”。

 退職願を提出したその医師は、病院にとっては人件費カットの申し子かもしれませんが、医療にとっては“良心の流出”。

 経営陣はきっと、 “外注削減の会議をしたら、良心そのものが削減された”という稀有な事例として学会発表できてしまうのだ。

・・・ところが、話はもっとややこしいそうだ。この正職医。どうも業績が悪く、不健康で、職員からの不評も多いそうだ。つまり、悪徳医だったのだ。病院側からしたら棚からぼた餅ということになるな。

美味しそうなおせち料理

2026/01/05
20年間、有給休暇をまるで伝説の生物か何かだと思って一度も捕獲しなかった軍人ドクター。

AIの皮肉:

「私が休んだら病院が止まる」という誰も頼んでいない自己犠牲ロマンに全振りしてしまい、働き方改革の時代には化石級の価値観を胸に堂々と戦場へ向かう――。今どき珍しい、“休まないことが美徳”という絶滅危惧種の職業倫理を大切に育ててきた結果、気がつけば世の中は「まず休め」「人間に戻れ」「休んでこそのプロ」と言い出す有様。

 それでも20年のあいだ、「有給?ああ、あのファンタジーでしか見たことのない存在ね」と言いながら前線に立ち続けたあなたの姿勢は、もはや働き方改革の世界線では “評価されない” を超えて “研究対象” です。

人工知能までこのように皮肉るんだなあ。ここまで来たなら、引退必至やなあ。

2026/01/04
外来診療より代診のお知らせ

令和8年2月14日(土)午前の米田医師による泌尿器科の診療は都合により、佐々木医師の代診とさせていただきます。

総合診療科の引退決意。

 なぜなら、医療は細分化しすぎて、訳が分からなくなった。しかし、全部診るという美声のきいた科。

・・・「総合診療科」って肩書きが悪いよ。

 患者さんに「全部診てくれる魔法使い」のごとく、宣伝している。

でも、現場の医療はというと──

 消化器は消化器で「この範囲より口側は別科です」

 循環器は循環器で「その症状は不整脈班じゃなくて心不全班です」

 呼吸器は呼吸器で「肺は診ますけど、気管支の微妙なところは別のチームが…」

 もはや医療は“専門の専門のまた専門”。

 総合診療医は、巨大なレゴブロックの説明書なしで「全部組み立ててください」と言われているようなもの。

 そして、患者さんからは「先生、全部まとめてお願いします」と、Amazonの“まとめて発送”みたいに頼まれる。

 こうして総合診療医は今日も思う。「細分化の果てに、総合が絶滅危惧種になるなんて、誰が予想しただろうか・・・」と。

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