齋藤先生のブログ
- 2025/03/07
- 2025/03/06
-
家族ケアを勉強中
母原病(ぼげんびょう)という言葉が出てきた。知らなかった。
ちょっと調べてみた。
日本の小児科医精神科医である久徳重盛が、1979年に刊行した「母原病―母親が原因でふえる子どもの異常」(教育研究社)で発表した精神医学的な概念。
母親の育児下手が子供に様々な病気や問題をひき起こしているという説。ところが、この考え方は科学的根拠がなく、疑似科学とされているようだ。
ただし、当時の日本社会に大きな影響を与えたとされる。
母親の育児が原因で子供に様々な病気や問題が生じるとされ、特に母親の過干渉や過保護が問題視された。この概念は多くの母親に自責の念を抱かせ、育児不安を高める要因となったという。
こんな時代もあったのか?
いや、あったあった。
記憶に残っている。
子供が何かあれば、母親のせいにされたな。
舅や姑に、母親が何かとよく怒られていたわ。
クワバラクワバラ - 2025/03/05
-
認知症予防と腸内環境
国立長寿医療研究センターの佐治直樹医師によると・・・、認知症予防において腸内環境の重要性を指摘している。
研究によると、魚介類、きのこ類、大豆製品、コーヒーを積極的に摂取することで、腸内環境が整い、認知症のリスクを低減できる可能性がある。
これらの食品を多く摂取している人々は、腸内の有害な代謝産物の濃度が低い傾向があり、これが認知症の発症率の低さと関連している。
また、コーヒーを1日3杯飲む人は、全く飲まない人に比べて認知症リスクが半減するとの研究もある。
(参考:https://www.ktv.jp/news/feature/240215-caffein-3coffee/)さらに、腸内細菌のバランスが脳の健康に大きく影響を与えると強調される。
- 2025/03/04
-
亡き父のお薦め映画「幸福の黄色いハンカチ」
渥美清の男気。
まさしく、昭和って感じですよ。
親しみやすい役者ぞろいね。
高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり、・・・。
感動の一部分を観てください。
https://www.youtube.com/watch?v=YbubdgyYtf4&t=75s - 2025/03/03
-
日本の政治学者
大山礼子(おおやまれいこ)さん。
国会を中心とした政治制度論の専門家。
有能参考人。誰が聞いても分かりやすい。
海外の情報も取り入れ、熟知している。婉曲表現を避け、ずばり発言。
的を得て、論破。
ただただ、感服してしまう。一度、聞いてみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=Zpvxrhnv7yM - 2025/03/02
-
墨家十論
古代中国の戦国時代に、墨子によって興った思想家集団を「墨家」という。
墨家が主張した思想をまとめたものが、「墨家十論(ぼくかじゅうろん)」である。1.兼愛
ひろく愛すること。全ての人を公平に隔たり無く愛せよという教え。(儒家の愛は家族や長たる者のみを強調する「偏愛」であるとして非難した。)2.非攻
当時の戦争による社会の衰退や殺戮などの悲惨さを非難し、他国への侵攻を否定する教え。ただし、防衛のための戦争は否定しない。このため、墨家は土木や冶金といった工学技術と優れた人間観察という二面より守城のための技術を磨き、他国に侵攻された城の防衛に自ら参加して成果を挙げた。3.尚賢
貴賎を問わず賢者を登用すること。「官無常貴而民無終賤(官に常貴無く、民に終賤無し)」と主張し、平等主義的色彩が強い。4.尚同
賢者の考えに天子から庶民までの社会全体が従い、価値基準を一つにして社会の秩序を守り社会を繁栄させること。5.節用
無駄をなくし、物事に費やす金銭を節約せよという教え。6.節葬
葬礼を簡素にし、祭礼にかかる浪費を防ぐこと。(儒家のような祭礼重視の考えとは対立する。)7.非命
人々を無気力にする宿命論を否定する。人は努力して働けば自分や社会の運命を変えられると説く。8.非楽
人々を悦楽にふけらせ、労働から遠ざける舞楽は否定すべきであること。(楽を重視する儒家とは対立する。)但し、感情の発露としての音楽自体は肯定も否定もしない。9.天志
上帝(天)を絶対者として設定し、天の意思は人々が正義をなすことだとし、天意にそむく憎み合いや争いを抑制する。10.明鬼
善悪に応じて人々に賞罰を与える鬼神の存在を主張し、争いなど悪い行いを抑制する。(鬼神について語ろうとしなかった儒家とは対立する。)
読み返してみると、キリスト教の博愛主義を思い起こす。墨子思想もなかなかいいね。
小生は、「非命」と「節葬」が特にいいね。宿命論は夢がないので否定する。
祭礼にかかる浪費は断固反対する。(ちなみに、小生は結納も結婚式もなし。葬式は、密葬又は家族葬を希望。)
- 2025/03/01
-
ウクライナ戦争と墨子
「非攻(ひこう)」の思想が重要。
墨子(紀元前5世紀頃、中国の戦国時代の思想家)は、無用な戦争を戒め、平和と防衛を重視した人物。
彼の思想を現代のウクライナ戦争に当てはめることで、いくつかの視点が浮かび上がる。
1.墨子の「非攻」と戦争の正当化
墨子は「非攻」という考えを持ち、侵略戦争を強く否定した。彼は「強国が弱国を攻めるのは不義であり、正当化できない」と述べた。ウクライナ戦争では、ロシアが軍事侵攻を行った。墨子の思想からすれば、非道徳的な行為とみなされる。
ただし、墨子は戦争を全否定していたわけではなく、「義のある戦い」、つまり防衛のための戦争は認めた。ウクライナが自国を守るために戦っている状況は、墨子の立場からも支持される可能性がある。2.「兼愛(けんあい)」と国際社会の反応
「兼愛(すべての人を平等に愛する)」を説き、国家間でも相互に助け合うべきだとした。ウクライナ戦争では、西側諸国がウクライナを支援しているが、これは「兼愛」の実践とみることができる。戦争がもたらす悲劇を減らすために、武器供与や経済支援は墨子の考え方にも合致する。3.戦争抑止のための技術と戦略
「守城術(防衛技術)」にも関心を持ち、戦争を防ぐための技術革新を重視した。現代のウクライナ戦争でも、ドローンやミサイル防衛システムが戦争の形を大きく変えている。墨子思想からすれば、技術を単なる攻撃手段ではなく、防衛や戦争抑止のために活用することを重要視する。結論
墨子の思想を現代のウクライナ戦争に当てはめると、①侵略戦争は不義であり、批判されるべきもの
②しかし、防衛のための戦いは正当化される
③国際社会が困っている国を助けるのは道徳的に正しい
④戦争を抑止するための技術や戦略を発展させることが重要2500年以上前の思想家である墨子。
彼の平和思想は現代の戦争にも示唆を与えてくれる。 - 2025/02/28
-
50歳代の医師
つまらないことで捕まらないでほしいよ。同世代の医師。
また、ニュースが飛び込んできた。
・・・佐賀県唐津市は21日、市民病院に勤務する男性医師(52)が2024年8月、車で旅行中に東京都八王子市の高尾山で私物のごみを不法投棄していたと発表した。古い書類や弁当がらなどレジ袋10袋の家庭ごみで、発見者から通報を受けた警視庁高尾署が廃棄物処理法違反容疑で捜査している。唐津市健康福祉部の田中寿幸部長らが同日、記者会見して明らかにし「市民の信頼を裏切ることになり深くおわび申し上げる」と陳謝した。市によると、医師は1人で8月7~12日に車で唐津市から関東方面へ旅行。9日に20代の頃に行った高尾山をドライブ中、車にあった10袋のごみを廃屋の裏手に回って捨てた。その後、ごみを見つけた人が高尾署に通報。ごみの中に医師の名刺があったことから25年2月10日に同署から病院に連絡があり、発覚した。市は医療廃棄物や患者の個人情報などはなかったとしている。・・・
魔が差すとは、このようなことを言うのだろうか?
性悪説?
- 2025/02/27
-
同じ50代の医者として・・・
以下のようなーニュースが目に入った。
・・・病院によりますと、50代の男性医師は2018年4月から常勤医として勤務していて、翌年の2019年9月から2024年11月までの5年間にわたり、患者に対して「もう治らねえよ」などの暴言を吐き、さらに職員に対しても声を荒げるなどの行為を取っていたということです。病院は、男性がどの診療科に勤務していたかは明らかにしていません。患者やその家族、職員などから複数苦情が寄せられたことから、病院側は1回目に戒告、2回目に減給処分を下していました。・・・
小生は、子供の頃に慢性鼻炎(アレルギー性鼻炎)で通院していましたが、「もう治らないよ」とこわい先生に言われたので、その後、二度と罹りませんでした。治らないイコール死ぬと思い、自殺を考えていましたから。
時は流れて、医師になって感じたこと。「治らない病気はたくさんあるが、寿命に関係ない病気もたくさんある。」
- 2025/02/26
-
ああエビフライ
亀山にある七色食堂
エビフライ丼を注文。
やっぱり凄いデカさ。
エビフライだけでお腹いっぱいになりそう。
旨かった。白山町にある瀬戸白雲
白山町の新名物。
瀬戸白雲の「大海老フライ」。
天然海老を使用し、大きさ、形にこだわって、一本一本丁寧な下処理をしていると。
手作りタルタルソースとウスターソースで、揚げ物はサクサクと食べられるんです。
一度はご賞味あれ。
早めに行かないとなくなるぞ。
家族の介護や日常生活の世話を日常的に行っている子どもや若者。
家族の病気や障害、介護が必要な状況により、食事の準備、掃除、洗濯、買い物、幼い兄弟の世話などを行う。
通常、大人が担うべき家事や介護を子どもが行うことで、学業や友人関係に影響が出る。
そのため、勉強や遊びの時間が削られ、ストレスや孤独感を感じることもある。
最近、ヤングケアラーを支援するための取り組みが進められている。国や地方自治体、民間団体が連携して支援策を提供しているという。2024年6月、「改正子ども・若者育成支援推進法」が国会で成立。
研修医の頃、ヤングケアラーとおぼしき独身女性(20歳)に遭遇した。
祖母と父との3人暮らし。
父は遠距離トラック運転手で週1回しか帰宅しない。
祖母が胃ガン末期で入院。
十分な医療を受けていない様子であった。
おのずと彼女がキーパーソンにならざるを得ない状態であった。
清楚で美人であった彼女。
「いろいろとやりたいこともあるだろうに」と推察してしまった。
看取りは小生が担当した。
真夜中、父と彼女と小生の3人でエンゼルケアを行った。