医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

齋藤先生のブログ

2025/04/26
悪夢とはこういうものをいうのか?

「あってはならないこと」~滋賀県立高校の2025年度入試~

・・・市内の中学校が受験者2人の合否を逆に伝達していたと発表した。誤って合格と伝えられた生徒が高校の入学説明会に出席した際に不合格と告げられ、伝達ミスが判明した。市教委は生徒2人と保護者に経緯の説明と謝罪を行った。

このようなミスはあって欲しくない。

裏切られた以外のないものでもない。

惨めなものだ。

信じていたのに・・・。

小生はこのような夢をよく見る。

たぶん、実際あると思っているからだろう。

単なるミスでも故意でも、絶対許されることではない。

2025/04/25
この時期、たまにはクラシックで心を癒す

中学3年生の時に、クラシックに少し興味を持ちました。

その影響で高校では音楽を選択しました。

稲葉先生という声楽専門の先生でした。

よくクラシックを鑑賞させてくれました。

歌もよく歌ったなあ。大地讃頌、ひとつの朝、、、

花のワルツ(https://www.youtube.com/watch?v=y0gI_HVJNmE

月の光(https://www.youtube.com/watch?v=jEc_r33ODos

2025/04/24
母性内科って何?
プレコンセプションケアって何?

「健全な母体に健全な児は育つ」

母性内科では、(女性の)妊娠前から産後までの期間を通じて、慢性疾患を持つ女性の健康を総合的にサポートする。 特に、膠原病などの自己免疫疾患を得意とし、他の診療科と連携しながら診療を行う。

プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと。

プレ(pre)は前という接頭語を表し、コンセプション(Conception)は受胎つまりおなかの中に新しい命をさずかることをいう。

全国的に認知度は低い。しかし、貴重な存在。

小生にもリウマチの若い女性患者さんがいる。他人事でない。

挙児希望に備えて、常に準備している。

2025/04/23
漢方にも適材適所

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

漢方薬の生薬の用法を表す格言。
これらの3つの花が生薬として女性の健康改善に役立つ効能を有していることを表現している。

気が立って落ち着きのないタイプの女性には、鎮静鎮痛作用のある芍薬の根を用いた薬が適している。
・・・肝気鬱結(かんきうっけつ)に有効
・・・(処方例)加味逍遙散、四逆散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏

座ってばかりで血行の良くないタイプの女性には、牡丹の根皮を使った薬が適している。
・・・瘀血(おけつ)に有効
・・・(処方例)桂枝伏苓丸、大黄牡丹皮湯、加味逍遥散

ゆらゆら歩くように精神的に不安定なタイプの女性には百合の球根を用いた薬が適している。
・・・気滞(きたい)や陰虚(いんきょ)、百合病(びゃくごうびょう)に有効
・・・(処方例)百合知母湯、百合地黄湯

(#うつ病や神経症などの精神疾患と言われている)

ちょっと専門過ぎたかなあ m(_ _)m

2025/04/22
無知の恥 「やから」と「家族」

歴史的背景を考えると、日本社会の家族制度の変遷や共同体のあり方が深く関係している。

「やから(族)」という言葉は古代から日本語に存在し、「血縁や地縁で結びついた集団」を指していた。語源的には「や」(家)+「から」(同類、仲間)とされ、「同じ家に属する人々」という意味を持っていたという。

「家族」という言葉自体は明治時代以降に確立された概念であり、それ以前の日本では「家(いえ)」が基本単位であった。

「家制度」が法制度として確立された(明治民法)。「家族」という言葉が広まり、西洋的な「nuclear family(核家族)」の概念も輸入された。
 戦後の民法改正(1947年)により、旧来の「家制度」が廃止され、個人単位の戸籍制度が導入され、現代的な「家族」の概念が一般化した。

「やから」は伝統的な共同体を指し、血縁や職能、地縁を基にした集団の概念を持つ。
「家族」は近代法制度の中で確立されたが、実際には伝統的な「やから」的なつながりも影響を与え続けている。

「やから」と「家族」は異なる概念でありながら、日本の歴史において密接に絡み合いながら変遷してきたと言える。

2025/04/21
科学の力とノーベル賞

明るいニュースだ。

・・・(令和7年3月)21日、「脊髄損傷で体がまひした(脊髄損傷)患者4人に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した細胞を移植した世界初の臨床研究で、2人の運動機能が改善した」と、慶応大学などの研究チームが発表した。

2人は食事を自分でとれるようになり、うち1人は立つことができたという。チームは「移植した細胞が損傷を修復した可能性がある」とみている。脊髄損傷は交通事故などが原因で、国内の新規患者は年間約6000人。慢性期の患者は10万人以上とされる。・・・

脳神経は再生しないかもしれないが、細胞移植で機能が改善するなら、すばらしい吉報だ。

2025/04/20
ご冥福を祈る ~あの時、油断したジョージ・フォアマン~

1974年10月、ザイール(現コンゴ共和国)のキンシャサでムハマド・アリ(米国)の挑戦を受けた。前評判は圧倒的有利だったが、ロープを巧みに使う防御(ロープ・ア・ドープ)を駆使したアリに体力を消耗させられ、大番狂わせとなる8回TKO負け。ボクシング史に残る名勝負でプロ初黒星を喫し、王座から陥落した。

https://www.youtube.com/watch?v=kANNhbDt-fQ

実は、「みんなに“ムハマドを殺すなんて言わないで”とお願いされて、“わかった。地面にたたき伏せるだけだ”と答えた。それほど簡単に終わると思っていたんだ」と明かした。

後になって、小生もこの試合を見た。油断していたフォアマン。強引に倒そうとする姿勢は豪快であったが、出所後の決して万全でないアリにテクニックで敗れた。1990年2月のタイソン・ダグラス戦の大番狂わせに同じ。

いったん引退したが、1987年にカムバック。1994年11月、19歳年下のWBA&IBF統一世界ヘビー級王者マイケル・モーラー(米国)に10回KO勝ち。史上最年長記録となる45歳9カ月で世界王者に返り咲いた。

https://www.youtube.com/watch?v=nEd-P0VREME

当時、小生は医学部学生だったが、この試合をテレビ中継でちょっと見た。フォアマンの重いパンチをまともに受けて、モーラーがマットにそのまま沈んだ。

2025/04/19
「保健医療2035」

2035年に向けた日本の保健医療政策のビジョンを示すもの。「キュア中心」から「ケア中心」への転換が提唱された。

疾病の治癒と生命維持を主目的とする「キュア(cure)」。一方、慢性疾患や一定の支障を抱えても生活の質を維持向上させ、身体的のみならず精神的社会的な意味も含めた健康を保つことを目指す「ケア(care)」。

認知症医療は、この転換の典型的な例とされる。認知症は完全な治癒が難しい場合が多く、患者の生活の質を維持し、症状の進行を遅らせることが重要となる。そのため、医療や介護の現場では患者の身体的ケアだけでなく、精神的社会的なサポートを含む包括的なケアが求められている。さらに、厚生労働省の「保健医療2035」策定懇談会では、地域主体の保健医療への再編が提言されている。これは、地域ごとの実情に応じたサービス提供を推進し、住民の理解と納得に基づくケアを実現することを目指している。

小生は認知症専門医でなく、認知症予防専門医である。認知症は予防が基本と考えているからだ。予防イコール「キュア(cure)」と考えるのが妥当である。現時点で、認知症は改善が難しいので、発症すれば「キュア中心」から「ケア中心」へ転換するのが基本であろう。

2025/04/18
無知の恥

祝:メジャーリーグ2025開幕

ちなみに、アリゾナ・ダイヤモンドバックスは1998年創設。

2001年に創設4年目での世界一達成。「ザ・スネークス」とも呼ばれる。

その理由は、アリゾナなどの砂漠に生息する菱紋の入ったダイヤガラガラヘビのことを「ダイヤモンドバック」と言うらしい。ダイヤモンド形の模様をもつ大きな極めて有害なガラガラヘビだとか。

今年はヘビ年。

2025/04/17
1か月前、梅が見頃を迎えていた。

しだれ梅の名所を眺めた様子。鈴鹿の山がきれい。
大勢の客が鑑賞している模様。立派だからね。

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