医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

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2023/08/24
2023/8/24 ブログ

 54歳になりました。
 「広耕深掘;Plow wider, Dig deeper」の日々です。
 かつて、進化型総合診療医を目指して駆け巡っていたことが、懐かしく思い出されます。
 只今、終活第三幕。これが最終章になるかもしれません。ようやくここまできました。そして、これまでたくさんの方々に支えて頂きました。感謝感謝です。

 広く耕して深く掘る・・・。若かりし頃はどうしても欲張ってしまいました。何でもかんでも。猪のごとく。ああ恥ずかしい。傍若無人。
 しかし、余生を考えれば、老いる一方である以上(病気になる確率が高くなっていく以上)、出来るときに深く掘っておくべきだと思っています。あとからできるとは限らないから・・・。
 ここで一句。
  ぬるま湯に
      浸かるつもりが
            大やけど

 楽できると期待して環境を変えたところ、そこは「棘(いばら)の道」でした。人生において、「そんなはずじゃなかった」と感じるのは小生だけでないでしょう。できることはできるときにやっておかないと、できるチャンスが二度と廻ってこない可能性も十分ありますから。

岸岡山から千代崎の海(鈴鹿)

(千代崎海岸は、幼少期から亡き父親との遊び場であった。岸岡山にて、二人で焼きおにぎりを食べたのが懐かしい。遠い昔の話である。)

2023/08/23
2023/8/23 ブログ

嫌味な夢をみた。

大学の医局で研究発表会があった。会場の最後列の左端に席を得た。
O先生(現職場の先生)が研究発表をしていた。発表内容はある程度理解していたつもりであったが、途中で居眠りをしてしまったようだ。
司会のT先生(元同級生・医局仲間)が、いきなり小生にO先生の発表について解説を指示してきた。
小生は、解説することができず、「すばらしい内容だ」と回答し、着席した。
前席に後輩のS先生がいた。「司会のT先生に嫌味なことをされた」と、小生はS先生に耳打ちして、陰口をたたいた。
そこに、元上司(K先生)が浴衣を来てやってきて、会場の最前列のテーブル席に着いた。だいぶ老いたようだ。

小生の深層心理はいかに?
明日は誕生日。いかにも乱暴な祝福をされたものだ。
かつて、上司のK先生に、T先生は可愛がってもらっていたようだ。これは、何らかの見せしめなのか。
今でもK先生に対する畏敬の念を込めることはできない。老いたK先生の姿がその象徴であろう。

2023/08/22
2023/8/22ブログ

コロナ禍第9波襲来

1.フルロナ経験
(日本人なら、インコロでもいいんじゃないの!?)
実は、フルロナ(英語:Flurona)とは、「インフルエンザFlu」と「コロナCorona」をもとにした造語です。コロナウイルスとインフルエンザの同時感染のことを意味します。

2.先祖返り肺炎?

かつてのコロナに類似した肺炎像がみられる。オミクロンXBBだろうなあ。

もう1例、類似した肺炎像があるぞ。

 上司が先祖返りとおっしゃるので、「先祖返り肺炎」と命名することにしました。

2023/08/16
2023/8/16 ブログ

ある夏の思い出 ~花火大会~

カラフルな花火のオンパレード
演出にも巧みな工夫あり

しかし、コロナ禍第9波もどこ吹く風

2023/08/15
2023/8/15 ブログ

「門」の語りの続きです。

あらすじ④
 ビビりながら、宗助は座禅から帰ってきた。御米の話によると、安井が来ていたことを知らなかったようだ。坂井に聞くと、弟と安井の2人はすでにモンゴルに帰って、しばらく戻らないとのことであった。宗助はひとまず安堵した。そして、坂井が「小六をうちに置いてやる」と運よく引き受けてくれた。さらに運よく、宗助は役所で昇進することになった。
 「本当にありがたいわね。ようやくのこと春になって」と喜ぶ御米に対して、宗助は「うん、でもまたじきに冬になるよ」と下を向きながら答えた。

 宗助と御米が安井と会わずに済んだこと、坂井が実弟の小六の面倒を見てくれること、宗助が昇進したことなど、幸運に恵まれたことはよかったことだろう。しかし、宗助は「じきに冬が来る」と悲観的である一方、御米は「春が来た」と楽観的に喜びを露わにしている。これからの夫婦の未来は、安井の存在が見え隠れする以上、明るいとは言えないだろう。占い師の言葉が最後まで気になってしまう。宗助は気がかりであろう。

 蛇足ながら、最後のほう失速してるよ。夏目漱石さま。うわさによると、持病が芳しくなかったようで・・・。三部作の「三四郎」→「それから」→「門」と順番に読めば、連続性が何となく伺われる。まず、田舎から上京する三四郎の恋愛に対する未熟さ。「三四郎」のそれからとして、「それから」の代助は略奪愛を実現(三千代を平岡から奪う)。「それから」のそれからとして、代助と三千代の2人の様子が「門」で宗助と御米に名前を変えて引き継がれ、ハッピーエンドに終わっていないように感じられた。人間関係に常にしこりがありそうで。

2023/08/08
2023/8/8ブログ

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「ガイアの夜明け」の小生の感想
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/202307/13587.html
 大津市民病院で起きた医師大量退職のその後。
 新院長は67歳の脳外科医師であった。赴任していきなり院長職を任されることになったという。
 大量退職が起きた理由は、何の前触れもなく、理事長(京府医大出身)が外科系医師をすべて京府医大系列にする方針を強引に推進したからだという。
 医師がほとんど不在(一部の放射線科医や麻酔科医は残留)。院長も外来や手術や院長職など多忙の日々。医師派遣を嘆願して母校(京府医大)に出かけて行っても、教授(後輩という)は前向きに検討するという回答・・・。
 病床稼働率79%と低く、昨年度は12億円の赤字。開業医もその風評からなかなか紹介しにくく、市民病院が患者不在の病院になってしまった。

 昔から学閥対立の構図は知られているが、患者にはまったく関係のない事象である。
 限られた医療資源。医師も含まれている。一人前になるために最低10年かかる。
 国家先導の医療改革はできないのか?医師の働き方改革も大切であるが、日本列島改造の田中角栄首相や郵政民営化の小泉純一郎首相のような、医療改革を強引に推し進める内閣総理大臣(首相)が出現して欲しい。

2023/08/05
2023/8/5 ブログ

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 不思議な夢をみた。

金沢で同窓会が行われた。入口が洞穴のような飲み屋であった。
午後3時20分の列車に乗るために帰りを急いだ。同級生がバス乗り場まで送ってきてくれた。しかし、飲み屋の下駄を履いたままの状態に気付いた。
バスの時間が気になり、急いで取りに戻ろうとして前を歩いている同級生に声をかけるが・・・、気づいてもらえずどんどん先に歩いて行ってしまった。
飲み屋の入口をくぐって下駄箱に靴を取りに行こうとしたところで、時間切れ。
万事休す。
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小生の深層心理はいかに?

 卒業後、一度も同窓会に出席していない。懐かしい金沢。
しかし、後味の悪い過去の事実がある。だから、近寄らない。禁断の地と言える。同級生との関係も疎遠になってしまった。
一度、足を踏み入れたら、今度は解放してもらえないようだ。

2023/08/03
ある夏の思い出 ~鳥羽小旅行~

①鳥羽の海(潮のにおいが清々しい)

②ジュゴン(鳥羽水族館にて)

2023/08/02
2023/8/2ブログ

コロナ第9波(見えない感染拡大)

病院生活もやがて3年が過ぎる。外出する機会は少ないが、先月(7月14日)、津に出かけた。街中を歩いていると、小学生の下校時に遭遇した。

ここで一句。

小学生 荷物両手に 学期末

 学期末、置き傘などの荷物を持って下校する小学生。小柄な体ながら、一挙に荷物を持ち帰ろうとする小学生。手ぶらの小学生はいない。例外なく、小さい体で重そうに不安定にふらふらと歩行している。
 そういえば、小生もそうだった。遠い昔を思い出しながら、三重県医師会館に急いだ。

2023/08/01
2023/8/1 ブログ

「門」の語りの続きです。

あらすじ③
 近所付き合いもねんごろになった。ある正月の挨拶に坂井家を訪ねた際、宗助は思いもよらない誘いを受けた。モンゴルで事業を展開している坂井の弟と、その友人である安井という人物と食事に行こうと。安井なる人物がまさしく御米の旧夫であることにピンときた。やがて、安井を連れて坂井の弟が帰国したことを知った。宗助は、恐怖心で居ても立ってもいられなくなり、鎌倉の円覚寺に座禅に行くことを決意した。

 何となくヤバい展開。安井との再会を絶対に避けたい宗助。安井の心中が分からない以上、逃げるしかないであろう。今後も、安井の影におびえながら生きていかなければならないことを悟りつつ・・・。
 ちなみに、夏目漱石の胃潰瘍療養場所も寺院であったと記憶している。困ったときの駆け込み寺か・・・。

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