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- 2023/11/16
- 2023/11/15
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2023/11/15 ブログ
前回の続きである。古都金沢。
昔話も伝言ゲームと同じように、言い伝えなので若干ずれることもある。金沢の地名の伝説「芋掘り藤五郎」
兼六園の横にある金沢神社の傍に「金城霊沢」という泉がある。この泉には「芋掘り藤五郎譚」という、金沢の地名の由来となった民話が伝わっている。無欲な藤五郎と賢く美しい和子の話は、金沢では知らない人がいないくらい親まれている。
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昔々、今から1000年ぐらい前、加賀の山科(現在の金沢市郊外)という所に、山芋(自然薯)を掘って暮らす藤五郎という、貧しいけれど無欲で礼儀正しい若者がいた。
ある日、藤五郎のもとに大和の国から生玉方信(いくたまほうしん)という信心深い長者がある娘を連れて訪れた。夢で観音様のお告げがあったので、その和子(わご)という美しい娘を嫁にしてほしいと言った。藤五郎は断りましたが、長者はきかず、娘をおいて帰ってしまいました。
和子はたくさんの持参金を持って嫁いで来たが、藤五郎が貧しい人たちに分け与えてしまったので、すっかり無くなってしまった。生活があまりに貧しいので、和子は最初とまどったが、そのうち貧乏にも慣れ、藤五郎と仲むつまじく暮らしていた。
そんなある日、娘夫婦の貧乏を見かねた大和の実家から、砂金の入った袋を送ってきた。和子は大喜びで藤五郎に袋を渡し、さっそく食べ物や着物の買い物を頼んだ。
ところが、買い物に行く途中、藤五郎は通りかかった田んぼに雁の群れを見つけた。獲ろうとしたが、あいにく投げる石が見あたらず、そこに持っていた砂金の袋を投げつけた。雁は獲れず、投げた砂金袋もどこへいったかわからなくなった。仕方なく、藤五郎は手ぶらで帰ってきた。わけを聞いた和子は驚き、「あれだけのお金を、いくらなんでももったいない・・・。」と、和子は夫の人の良さにあまりにも情けなくなって怒り出した。藤五郎には、なんで和子が怒るのかわからなかった。「あんなもの、芋を掘るといっぱい付いてくるがな。」と平気な顔をして言い返した。
和子は半信半疑ながら藤五郎といっしょに山へ行き、二人で芋を掘った。そして、掘った芋を近くの泉で洗ってみた。すると、きれいな水の中に金色のつぶつぶがキラキラといっぱい光っていた。和子は藤五郎にそれが砂金であることを教えた。
藤五郎と和子は、たちまち大金持ちになった。しかし、二人は決してひとり占めにはせず、貧しい人たちに分け与えたため、暮らしは少しも変わらなかった。それでも二人は十分に幸せで、人々からは「芋掘り長者」と呼ばれて敬われた。
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感想
金より名人芸。名声より実績。むしろ、自己満足かな。なかなか真似できないことである。人はそもそも欲深いからなあ。 - 2023/11/14
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鈴鹿の大楠
鈴鹿市南長太町に自生する楠木。
樹高約23m、樹齢1000年超という。かつて、楠の木そのものが神社であったようである。
1963(昭和38)年1月11日に県の天然記念物に指定された。
2012年には三重県下では初となる景観重要樹木に指定された。周囲が広大な田園で囲まれ、見通しよく、近鉄名古屋線の車窓からも遠望できる。
子供の頃、よく見たものだ。その向こうには、今は無き中勢病院も見えた。 - 2023/11/13
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横浜からみた富士。2023年秋。
横浜滞在期間は3年半。
4人家族でゆっくり眺められなかった富士山。
福井に帰省した際、新幹線からみんなで眺めた記憶はあるが・・・。
いつか行こう横浜へ。漲るパワーで駆け巡っていた30歳代。
- 2023/11/12
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40年前の奇跡
1983年5月:リトルワールド 社会見学(中学2年生)
1983年11月:文化祭合唱コンクール ピアノ伴奏「あの素晴しい愛をもう一度」
1命かけてと 誓った日から
すてきな想い出 残してきたのに
あのとき同じ花を見て 美しいと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい 愛をもう一度
あの素晴らしい 愛をもう一度
2赤とんぼの歌を 歌った空は
何もかわって いないけれど
あのときずっと夕焼けを 追いかけて行った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい 愛をもう一度
あの素晴らしい 愛をもう一度
3広い広野に ポツンといるよで
涙が知らずに 溢れてくるのさ
あのとき風が流れても 変わらないと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい 愛をもう一度
あの素晴らしい 愛をもーうーいーちーどー
「1年で人生は変わる」と悟った若かりしあの頃。初恋40周年。
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あれから、40年が過ぎた。今でも弾き語りできる唯一の曲。「あの素晴しい愛をもう一度」
- 2023/11/11
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肝臓専門医として欲しかった医療機器
それは、肝臓がん治療用のラジオ波焼灼術機器。
当時(約20年前)、肝臓専門医を取得し、小肝臓がん治療に力を入れていた。
(https://www.bostonscientific.com/jp-JP/health-conditions/liver-cancer-ablation/liver-cancer-05.html)
と言いながら、なかなか症例に恵まれず転勤。
転勤先にラジオ波焼灼術機器はなく、借用して1例のみ治療した。
この患者さんの経過は良好であった。大満足の1例だった。
現在、肝臓専門医は返上している。昔取った杵柄ならいいのだが・・・。
- 2023/11/10
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小夏日和
第31回日本消化器関連学会週間(JDDW 2023) in 神戸(KOBE) 2023/11/2-4
大学院生時代(研究生時代)に演題が採択され、発表した覚えがある。結局、博士論文の礎となった。
確か、金沢からの日帰りだったように思う。
落ち着いて紅葉なんぞ楽しむ余裕はなかった。
また、学会の現地参加が叶うことを願っている。
- 2023/11/09
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こんな昼食はいかが?
ある夏の日、レストランで昼食をとった。
芸術的側面を感じた。
食べるのがもったいないような・・・。
しかし、お腹はすくし・・・。
結局、完食。美味でした。(^^)v
- 2023/11/08
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2023/11/8 ブログ
最近のコロナ肺炎
忘れた頃にやってきた!?
いわゆる先祖返り肺炎?
コロナ禍初期に類似している!ある患者さんの場合
本年8月X日(発症7日後)本年8月X+2日(発症9日後)
ワクチン歴がなかったという。
2日前より肺炎が悪化しているぞ。
これじゃ、治療が必要でしょ!!!オミクロン株だから軽症だろうと、油断するわけにはいかないぞ。
- 2023/11/07
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御在所の紅葉
はるか昔に、御在所の頂上まで行った覚えがある。
赤いロープウェイ。ああ懐かしい。
自力で登山したこともある。1212メートル。
ちょうどこの頃だった。確か19歳の時。
頂上付近で雪に降られた。汗が冷えて、寒くて遭難しかけた。
生きているうちに、もう一度行きたいなあ。
5万人に1人の割合で発生する先天性疾患。胎生期に顎骨や頰骨の一部欠損や形成不全が生じる。生後、顔の下半分が小さいまま成長するため気道が狭くなり、口呼吸になりやすく、乳幼児には突然の呼吸停止のおそれがある。耳朶や耳道がないため聴覚障害を伴う場合もあり、骨伝導補聴器が不可欠である。呼吸や嚙み合わせなどの機能改善目的に、成長に合わせて骨移植するなどの形成外科手術を繰り返していく。
最近、四日市医師会の先生より、三重県四日市市出身の山川記代香さん(29)が発刊した「大丈夫、私を生きる。」(集英社)をプレゼントされた。早速、読破した。一読の価値は十分あった。
山川さんが自身の経験を振り返り、まとめた自伝である。幼少期から大学生まで、夏休みなどのたびに手術を受けた。ほとんど頰骨がない小さな顔に合うマスクは、不運にも少ない。ひもを掛ける耳朶がなく、そのために手術で形成した。耳穴は生まれつきなく、カチューシャ型の骨伝導補聴器を使っている。「病気を知ってもらえたら生きやすくなる。そして、他の人たちと同じように悩みを持つ一人だと伝えていけたら」と語る。
学生生活では、好奇の視線を常に意識させられてきた。それでも、病気を知ってもらおうと活動を繰り返した。強い意志を保ちつつ、大学生となり、やがて見事に社会人となった。ただ、社会人生活の初期が大変だったようだ。しかし、皆さんの温かい励ましで立ち直り、障がいを克服して今を生きている。
今は愛知県内で働いているそうだ。実家の周り以外ではマスクをつけて顔を隠す生活をしている。「コロナ禍でマスクが当たり前になったのはありがたかった。それまでは人に会う時、外すタイミングに戸惑っていた」とも語る。
ちなみに、アマゾンで「ワンダー 君は太陽」もこの機会に鑑賞した。トリーチャー・コリンズ症候群を知る上で欠かせない映画である。