医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

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2025/01/27
公人2年、研究者4年以上(その1)

少年老い易く学成り難し・・・やれる時(若い時に)にやっておかねば・・・後悔する

ある政治家が、「公人を一定期間やるべきだ」と言いました。
私は若い時にやりました。国内留学でもありました。
公人2年。審査官(専門行政職)と臨床医学審査官

現在のPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)です。以前、PMDECと言いました。
日本の医薬品や医療機器の安全性、効能、有効性の評価を行う機関です。厚生労働省の管轄下にあり、以下のような役割を担っています。

  1. 医薬品・医療機器の承認審査
    新薬や新しい医療機器が市場に出る前に、科学的なデータを基にその安全性や有効性を審査します。
  2. 医薬品副作用被害救済制度
    医薬品や医療機器の使用によって発生した健康被害に対して、被害者への救済を行います。
  3. 医薬品・医療機器の安全性情報提供
    市販後に得られた医薬品や医療機器の使用経験や副作用情報を収集し、それを基にリスク管理や情報提供を行います。
  4. 薬事規制の促進
    医薬品や医療機器の早期承認を目指した制度の推進(例:先駆け審査指定制度やコンパニオン診断薬の迅速審査など)

医師の視点からは、特に医薬品安全性情報(PMDAメディナビなど)の活用や副作用報告のための窓口として重要な存在です。

PMDAの前身であるPMDEC(医薬品医療機器審査センター:Pharmaceuticals and Medical Devices Evaluation Center)は、現在のPMDAと似た役割を担っていましたが、設立の目的や組織体制が異なります。

PMDEC(医薬品医療機器審査センター)について
設立:1997年に厚生労働省の外郭団体として設立されました。
目的:医薬品や医療機器の承認審査を効率的かつ迅速に進めることを目的としていました。
主な役割:
   ①医薬品や医療機器の審査
   ②市販後の安全対策の支援
   ③国際的な規制調和の推進(ICH活動など)

ただし、PMDECは審査業務を中心としており、副作用被害救済や安全対策など、現在のPMDAが持つ幅広い機能を十分カバーしているわけではありませんでした。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)について
PMDAは、2004年4月にPMDECを統合して設立されました。
統合された機関:PMDEC(医薬品医療機器審査センター)と医薬品副作用被害救済・研究振興財団
これにより、PMDAは「審査」「救済」「安全対策」という3つの柱を持つ、より包括的な機関となりました。

PMDAはPMDECをベースに、さらに機能を拡充した形と言えます。これにより、より一元的かつ効率的な薬事行政が可能になったのです。

2025/01/26
2025/1/26

東京女子医科大学の背任事件

独裁者による金権体質。
何も驚かない。

政治家の裏金問題。
何も驚かない。

案外、普通に語られてきたが・・・、一般者は話題にもできなかった。

話題にしたら、むしろ返り討ちにあうような雰囲気があった。
実際、脅されたこともある。自分の身分をわきまえろと。

太古の昔から、そのようなことがあったに違いない。
そう思う。
子供の時にもそう感じた。
大学時代にもそう感じた。
もちろん、医局に入ってもそう感じた。

自分が正しくても、諸般の事情で泣き寝入りするほうが賢明と教えられた。
そのほうがマシだとも感じた。

監督責任と言って、案外好きにやっている偉い人。
「白い巨塔」の世界といっていいだろう。
パワハラの意識は全くない。
お金を握っているからである。
支配者としての驕り。
博士号がとれないぞ。それでいいのか?
生活費がなくなるぞ。それでいいのか?
働くところがなくなるぞ。それでいいのか?
(大学なら、人事権もあるだろう。)
田舎に飛ばされるぞ。それでいいのか?

しかし、恥をかいて敗走して(失職して無収入になって)も、なお「そんな奴は存在しない」と駄目だしされた。それでいいのか?

ここまで生きてきたら、全く驚かない。
それでいいのか?(脅しか?)
これでいいのだ。

反抗は犯行と解釈される。
失職歴のある自分。

脅しはもうたくさんだ。

これからも遠慮はしない。
何も怖くない。

(志意修則驕富貴、道義重則軽王公。荀子)

2025/01/25
天才を追うアランチューリング

以前、研究会の講師をしたときに、「アラン・チューリング」を紹介したことがある。
その時の一部資料である。

数学者であり、論理学者であり、業績は数学、暗号解読、論理学、哲学、数理生物学など多岐にわたる。
後に、コンピュータ科学、認知科学、人工知能、人工生命と名付けられる新たな領域にも大きな貢献をした。

主な業績:
1.チューリングマシン:アルゴリズムと計算の概念を形式化し、チューリングマシンを提案した。これは、一般目的のコンピューターのモデルと考えることができる。
2.エニグマ解読:第二次世界大戦中、イギリスの暗号解読センターであるブレッチリーパークの政府暗号学校で働いた。ドイツのエニグマ暗号を解読するための技術を開発し、連合国が枢軸国を打ち負かすための重要な情報を提供した。
3.チューリングテスト:人工知能の基礎を形成する手続きとして、チューリングテストを詳述した。
4.自動計算エンジンの設計:戦後、国立物理研究所で働き、初期のプログラム内蔵型コンピューターの設計である自動計算エンジンを設計した。

2025/01/24
辰水神社参拝 令和7年1月吉日

三重県津市美里町家所に位置する辰水神社(たつみずじんじゃ)の「ジャンボ干支」は、毎年お正月に地元有志より奉納される。

主な御祭神は、大日霎貴命(おおひるめのむちのみこと)、麻桑枝太命(あさくわえだのみこと)、応神天皇(おうじんてんのう)などという。

ちなみに、応神天皇(おうじんてんのう。應神󠄀天皇。4世紀後半〜5世紀初頭。)は第15代天皇。日本書紀上、誉田天皇(ほむたのすめらみこと)。記紀によると、渡来人を用いて国家を発展させた。中世以降は軍神八幡神としても信奉された。

また、昭和61年から地元の「ふるさと愛好会」によって制作されているジャンボ干支。この下をくぐることで「家族円満、万民和楽、五穀豊穣」を祈願する。
 さらに、公開されて役目を終えたジャンボ干支は、津市内外の各所に移設(嫁入り)して、地域のシンボルとして親しまれている。

2025/01/23
2025/1/23

先日のテレビ。
久しぶりに帰宅してテレビをみた。

その内容は戦場ショック(「シェルショック」や「戦争神経症」などとも呼ばれる)だった。
戦場での激しいストレスや恐怖体験が原因で発生する心理的および身体的な症状という。
現在、これは「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の一部として理解されている。

「シェルショック」は第一次世界大戦中に使われ始めた言葉。当時、主に砲弾の爆発(シェル)による物理的な影響が原因と考えられていたが、後に心理的な要因が大きいことが分かった。

主な症状を以下に示す。

 激しい不安や恐怖
 記憶喪失や混乱
 過敏反応(大きな音や突然の動きに過剰反応する)
 睡眠障害や悪夢
 身体的な震えや麻痺

現代において、戦闘や極度のストレスが引き金となる精神的障害として認識されている。

さて、第二次世界大戦中の日本軍において、これらの症状を公式に認めることは避けられていたという。実際、大本営(日本軍の最高指導部)は、兵士たちの士気を維持するために戦争神経症などの問題を公式に認めることを避けたとされる。新聞でも「皆無」と掲載されていた。「病気」として扱うことを恥ずべきこととする風潮があり、他の兵士や国民の士気を低下させる恐れがあった。そのため、治療やサポートがないどころか、むしろ「臆病者」として扱われ、場合によっては処罰されたり、前線に返送されたりするという悲劇も含まれていたという。

戦場ショックやPTSDは、戦争がもたらす深刻な問題の一つであり、兵士たちの心と体に大きな影響を与える。日本軍においても存在していたことは間違いなく、当時の社会や軍の風潮の中で適切に扱われず隠蔽されていたのであろう。

そこで、ウクライナ戦争の兵士たちにも同様のことが起きていることは容易に想像できる。
早期に終結を願うのみである。

2025/01/22
新型コロナウイルス(COVID-19)は「海千山千ウイルス」

「ウイルスのしたたかさ」を示唆する記事は見つからない。
しかし、COVID-19の変異の多さや適応力の高さを皮肉って表現するとこのようになる。

第12波。「わざわざ数えるな」って、お咎めを受けそうである。

以前、COVID-19を「人間関係分断ウイルス」と呼んだ専門家がいた。
社会や人間関係に与えた深刻な影響を象徴的に表現している。以下に例を挙げた。

  1. 社会的距離(ソーシャルディスタンス)の影響
     感染拡大を防ぐため、ソーシャルディスタンスやロックダウンにより、人々が直接会う機会が減少。
     家族や友人との交流が制限されたことにより、孤立感や疎外感を感じる人々が増加。
  2. 対立や分断の拡大
     ワクチン接種の是非や感染対策(マスク着用や行動制限)をめぐる意見の違いによる対立。
  3. 心理的影響
     長期にわたる不安やストレスにより、人々が他者との関わりを避ける傾向が出現し、結果的に信頼関係が崩壊。
  4. デジタル化による新しい分断・孤立
     対面交流が制限されたことから、オンラインコミュニケーションが新たに導入。
     デジタル環境に適応できない人々やアクセスできない人々に孤立感が出現。
2025/01/21
健診が近い

小生は油断すると血糖が上がる。

亡き父も糖尿病で目が不自由になった。

糖尿病は遺伝があるので、楽観視できない。

しかし、旨いものはやっぱり食べたい。

昨年食べた弁当。あれは旨かった。最高。

2025/01/20
2025/1/20

「返り咲き」

日本の首相で、「返り咲き」(首相職を退任した後に再び首相に就任すること)を果たした方が数名いる。
ちょっと調べてみた。

  1. 安倍晋三
    第90代首相(2006年9月~2007年9月)
    第96代首相(2012年12月~2020年9月)
  2. 吉田茂
    第45代首相(1946年5月~1947年5月)
    第48代~51代首相(1948年10月~1954年12月)
  3. 大隈重信
    第8代首相(1898年6月~1898年11月)
    第17代首相(1914年4月~1916年10月)
  4. 桂太郎
    第11代首相(1901年6月~1906年1月)
    第13代首相(1908年7月~1911年8月)
    第15代首相(1912年12月~1913年2月)
  5. 西園寺公望
    第12代首相(1906年1月~1908年7月)
    第14代首相(1911年8月~1912年12月)

一方、アメリカ合衆国。
ドナルド・トランプ氏が2024年の大統領選挙で勝利し返り咲いた。
アメリカ史上2人目の「非連続の2期大統領」となった。
かつて、グロバー・クリーブランド(Grover Cleveland)氏がいた。
1885年から1889年まで、第22代大統領として任期を務めた。
1889年の選挙で敗北し、ベンジャミン・ハリソンに大統領職を譲った。
1893年に再選され、第24代大統領として再び就任した。

「返り咲き」という言葉は、「敗者復活」という言葉よりも美しく聞こえる。
さすがに、「捲土重来」には及ばないだろうけど・・・。

最近の日米に限れば、安倍晋三氏とドナルド・トランプ氏のみ。
何らかの共通性があるのだろうか?

2025/01/18
MRI装置更新に伴う検査休止のお知らせ

このたび、当院のMRI装置を最新機種(キャノン製 1.5T)に更新することとなりましたので、お知らせ申し上げます。
 新しい装置には、AI技術を活用した最新の再構成技術「AiCE(Artificial Intelligence Clear-I)」を搭載しており、従来よりもさらに高画質かつ高速な検査が可能となります。これにより、診断の精度向上と患者様の負担軽減が期待されます。

つきましては、装置の更新作業に伴い、以下の期間においてMRI検査を休止させていただきます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

MRI検査休止期間
2025年1月14日(火) ~ 2025年2月11日(月)

新しいMRI装置が導入されることにより、より質の高い検査を提供できるようになります。

医療法人社団 山中胃腸科病院 
放射線科・うつべ画像センター

2025/01/15
2025/1/15

知らなかった役者の「二枚目」や「三枚目」という呼び方。
歌舞伎から始まっていたんですね。
教えてくれたインターネット上のサイトに感謝です。

 一枚目:主役
 二枚目:色男
 三枚目:道化役
 四枚目:まとめ役
 五枚目:敵役(主役のライバル)
 六枚目:敵役(憎めない善良な役)
 七枚目:大敵(ラスボス)
 八枚目:座長

じゃあ、二枚目半って聞くけど、どういうこと?

調べてみると
・・・「気障な美男子の役回りである二枚目」と「ひょうきん者の役回りである三枚目」の中間に位置するような性格の人物を表す表現という。見た目は良いし、本人も気障に振る舞うが、どこか抜けていて側から見ると三枚目と変わらない扱いを受けているキャラクターらしい。

小生は、自称「三枚目半」。

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