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- 2023/10/18
- 2023/10/15
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2023/10/15 ブログ
坊っちゃん(夏目漱石著)を読んで ~あらすじと私の感想④~
その5:
生卵までぶつけて、赤シャツ(教頭)と野だいこ(美術教師)に恨みを晴らした山嵐と坊っちゃん。坊っちゃんは、その勢いで教師を辞めて故郷へ帰る支度をし、東京へと戻った。知人の斡旋で市電の技術者になり、清と共に再び暮らし始めた。立派な家でなくても清は満足していたが、肺炎で亡くなった。亡くなる前日、清は坊ちゃんと同じ墓に入りたいとお願いしたため、清の墓は小日向の養源寺に置かれた。最後まで無鉄砲の坊っちゃん。Might is right(力は正義)を是とする田舎の論理を非とした坊っちゃん。石ころでなく、生卵をぶつけたところにも優しさを感じる。筋を通して立派。清との都会生活は、短期間で質素ながらも心温まるハッピーエンドと言えよう。
愛媛県松山市は「坊ちゃん所縁の地」として市をアピールしているそうだ。関連施設や商品が多数ある。漱石が松山の中学校教師だった経験を下地に書かれている「坊っちゃん」。ただ、本作では赴任先とそこの人々を田舎や田舎者と罵っている。良い印象があったようには思えないが・・・。まあまあノーサイド。
私も愛媛名物「坊っちゃん団子」を堪能しました。餅と餡子(あんこ)の中間って食感かな。 - 2023/10/12
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2023/10/12 ブログ
ある秋の思い出
1年に1回、伊勢えびを食べていたなあ~~~
歯ごたえ抜群でね~~~。
旨いんだよな(^^)v。 - 2023/10/10
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2023/10/10 ブログ
絶望的な夢をみた。
場所は旧医局のある実験室。
上司Kはすでにいない。
上司Kの後継者二人に呼び出された。
これから、研究に励めと。
オリエンテーションの後、ミーティングを行った。
見覚えのある者もいた。
小生はすでに医学博士を取得しているのにどうして?
疑問を抱えつつ、絶望感漂う研究生活が始まった。小生の夢判断。深層心理はいかに?
小生の実績は認められていないのだろう。
頑張っても評価されないという絶望感が現実味を帯びてきているようだ。 - 2023/10/09
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2023/10/9 ブログ
よく分からない夢をみた。
むぎくめ(麦久米)というところを旅していた。
いろいろ巡って、お土産売り場で記念写真を撮っていた。
手洗い場に行くと、一人の女性(当院のKナース)がいた。笑顔のまま、こちらを向いた。
車でやってきたはずなのに、帰り道がなんと水没しているではないか。
近くの男性が、「次までに何とかする」と言ってくれた。小生の夢判断。深層心理はいかに?
麦久米(むぎくめ)というところは存在しない。
インターネット検索でヒットしない。
どこだろう?
帰られなくなっている状況だ。
ある意味、閉じ込められている。脱出できない。
そう焦らず、私がいるからここに居なさいというお告げか?
次までに何とかするという男性の約束か? - 2023/10/08
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2023/10/8
珍しい夢をみた
舞台はある職場(D病院)。
ある現患者の長男Xと前職場の患者Yが人間ドックを受けに来ていた。
小生は、XとYを案内して、検査巡りをしていた。
突然、Xが、「盲腸が心配なのでエコーでみてほしい」と言った。特別なことだから、人間ドックセンターの次長Zにお願いに行った。Zは笑顔で快諾した。
エコーで、Xの盲腸がきれいに映し出された。
一方、Yは検査にお金がかかると言い、エコーは遠慮した。
小生の深層心理はいかに?
神経質な性格のX。一方、のんびり屋のY。心優しいZ。三者三様が写し出されている。
穏やかな光景であるが、登場する三者に対する小生の印象が、ありのままに表現されているように思う。
それにしても、盲腸が写し出されたら、急性虫垂炎なのに無症状とは不思議である。
確かに、無症状の病気が多いことも事実だ。 - 2023/10/04
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ある秋の思い出
1.千代崎でハゼ釣り
2.近くの神社でおみくじ(小吉)
「晴れ渡る 月の光に うれしくも 行手の道の さやかなりけり」
(闇くて見えない道も、月がさし初め、明るくなる如く幸福次第に加わる運ですから、あせらずさわがず静かに身を守って、進むべき時に進んで何事も成就すべし)
それで、小生はこう対応することに
願望:あせらず騒がずゆるゆる・・・目標は来年に延期したぞ!
学問:自己の弱さに負けず・・・勉強するのみだ!
恋愛:余り深入りするな・・・言われなくてもわかっているわ! - 2023/10/03
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2023/10/3 ブログ
懐かしい夢をみた。
場所は東京。T医療センター。
懐かしい階段をしばらく歩いていると、会議室を覗くことが出来た。
会議室内では、カンファレンスをしているようだ。
顔見知りの先生が多数列席していた。後輩の先生がこちらに向かって手を振ってくれた。
初期研修時代の指導医の先生が、ちょうど起立して意見しているところであった。
小生の夢診断。深層心理はいかに?
若かりし頃、小生は皆と違う道を歩んでいたように思う。
なぜか、仲間外れになり、孤独だった過去。
今も孤独のような気がする。一匹狼ならまだしも・・・。
懐かしく、少し癒されたようだ。 - 2023/10/02
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2023/10/2 ブログ
ヤバい夢をみた。
時はいつか分からない。
場所はどこか分からない。
定年まであと6年という立場にいるのに、これから医学部を受験することになってしまった。
その理由も分からない。
といっても、合格するような状況にない。絶望感が漂っていた。
もはやこれまで。
小生の夢診断。深層心理はいかに。
小生はいつも受験生の状態にある。
医学部に合格する実力がなかったことを自覚している。
運よく医者になれたことも自覚している。
だから、もう一度、受験したら不合格になるだろうという恐怖感がある。
限りなく危険で無謀な挑戦をした過去。だから、ヤバい。 - 2023/10/01
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2023/10/1 ブログ
坊っちゃん(夏目漱石著)を読んで ~あらすじと私の感想③~
その4:
ある日、学生たちと師範学校生たちの大きな喧嘩が起こり、坊ちゃんと山嵐の二人はそれを止めに入ることになった。結局、二人とも喧嘩に加わることになり、これを新聞は「二人が従順な生徒を操ってこの騒動を起こした」と嘘を書いた。
赤シャツ(教頭)は山嵐を鬱陶しく感じ、辞職に追い込んできた。山嵐はその責任を負って学校を辞めることになった。それなら一緒にいた俺も辞めなければおかしいと坊っちゃんは校長に直談判に行った。が、どうにも校長の歯切れが悪く、実は赤シャツが山嵐を辞めさせるための画策だったことが判明。納得いかない無鉄砲な坊ちゃんは、山嵐と一緒に赤シャツを成敗する計画を練った。赤シャツがこっそり温泉街の角屋に行き、芸者と密会している事実を突き止めた。赤シャツをへこませるために、赤シャツが芸者を連れて角屋に入り込むところを捕まえることを決意した。
それから、坊っちゃんと山嵐の見張りが始まった。八日目にしてついに赤シャツと野だいこ(美術教師)が深夜に角屋に入っていくのを目撃した。二人は赤シャツと野だいこが出てくるのを朝まで待ち、こっそり追跡した。芸者遊び帰りの赤シャツと野だいこをこてんぱんに叩きのめした。「逃げも隠れもしないから警察に言いたければ言え」と言葉を残して、坊っちゃんと山嵐は去った。結局、巡査は来ず、後ろめたいことがあったので警察に通報しなかったのだろう。気の合う二人、坊っちゃんと山嵐は正義感にあふれている。Might is right(力は正義)と豪語する策略家の赤シャツ。二極化した田舎学校の構図。悪を成敗する二人にあっぱれ。
(つづく)
広耕深掘を意識した進化型総合診療医の末路
医師免許取得者 齋藤孝仁
はじめに:
1996年4月、医師国家試験に合格し、医籍登録が完了した。あれから、紆余曲折あり。現在、医療人として辛うじて生きている。
近況:
最近、不眠があり、悪夢をよくみる。その悪夢は生々しく、記憶に残る。共通点はただ一つ。無能な小生がいる。まだ、医者になっていないし、周囲に全く認められていない。受験生からやり直せという怒号を浴びる。研究をやり直せという怒号を浴びる。
これには、持病の適応障害が関係している。適応障害は心のアレルギーという。今思えば、少なくとも高校1年生時から存在している。不思議な現象が起きていたが、かかりつけ医を含めて小生の愁訴を無視していた。親もそれを煙たがっていた。
小生が医療人になってしばらくして気づいた。不定愁訴の原因は適応障害が影響していると。約40年前と同じような症状が出てくると、身体疾患では説明がつかないので、精神的なものと理解できる。超専門医に診てもらっていないのではっきり言えないが、小生はそう信じている。
また、オーガズム後症候群(POIS)という稀な疾患の可能性もある。案外、この症状は辛い。そんな病気はないと言い切った関係者に怒り心頭である。この疾患の歴史は比較的浅いという。初めて報告されたのは2002年。最近になり、ようやく論文報告が散見されるようになったという。症例報告は世界中でわずか数百例ほどという。
「症状がある以上、何かあるはず」と考えるべきである。そう、思い出した。初老期の男性だった。喉から胃カメラが通過しない男性。そんなことは咽頭癌や食道癌の末期でない限り、あり得ない。精密検査目的に入院しても、問題ないと言われたという。小生の外来を受診し、新たな角度から他医師の見解を求めた方がいいと判断した。確か、名古屋大学病院に紹介した。結果は食道癌ステージ4。
その後、経鼻胃管(チューブ)をつけながら、外来にて緩和ケアを続けた。最終的に緩和ケア病院で最期を迎えたという。
「症状あれば、必ず何かある」を念頭に、見落とさない医者になりたいと思う今日この頃である。
最後に:
コスモスがきれい。
夏からいきなり冬に。自然はわきまえているように見える。