齋藤先生のブログ
- 2025/05/02
- 2025/05/01
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麻疹(はしか)は過去の話ではない。
・・・ニュースがきている。2025年3月の話。
奈良県は26日、県内の70歳代男性が麻疹(はしか)に感染したと発表した。海外渡航歴やワクチン接種歴はなく、感染経路は不明。県内での感染確認は今年2例目。
発表では、男性は17日からせきや発熱、発疹の症状があり、23日に県内の医療機関に入院。24日に医療機関から県に届け出があり、感染が判明した。
男性は18~22日、近鉄で大阪方面から大和西大寺駅を経由して高の原駅に向かい、高の原駅から奈良交通バスを利用した。・・・
感染症予防の自己管理の重要性を物語っている。
そして、ワクチンの有効性も含まれる。
ちょっと調べてみよう。日本のワクチン教育事情を。
GHQ(連合国軍総司令部)の関与もあるとか・・・。
- 2025/04/30
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今年は復習の年。復讐の年でない。
タルムードの言葉「立派な生き方をせよ。それが最大の復讐だ。」
タルムード(ユダヤ教の口伝律法の集大成)によると、復讐を否定的に捉えている。具体的には「レビ記19:18の教え」に基づき、「復讐してはならない。人を恨んではならない。むしろ、自分を愛するように人を愛しなさい。」とされる。
また、「復讐」とは他人があなたに害を与えたからといって同じように仕返しすることを、「恨み」とは相手に仕返しはしないが心の中で憎しみを持ち続けることを指す。
ただし、これは個人的な感情レベルの話。法的な正義(ディン)や社会的秩序の維持のための罰則とは別という。
ユダヤ教の伝統によれば、個人の手による復讐は避けるべきとされる一方で、不正を正すための法的な手続きを取ることは奨励される。
日本国の民法に「自力救済禁止の原則」がある。何となく似ている。
とにかく、「立派に生きることが一番の復讐」という考え。
この進歩的な考え方、すごくいい感触です。
- 2025/04/29
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珍しい病気もあるけど、首の動きや姿勢が関与
美容院脳卒中症候群とボウ・ハンター症候群。
どちらも首の血管や神経に関連する症状。
ただし、原因や発症の仕組みが異なる。
<美容院脳卒中症候群>
原因:美容院でシャンプーを受ける際、仰向けで首を後ろに反らせる姿勢が長時間続くことで、椎骨動脈が圧迫され、血流が低下することが原因とされる。
症状:めまい、吐き気、頭痛、手足のしびれ、場合によっては脳卒中のリスクもある。
対策::首を無理に反らせないようにする。適切な姿勢を保つことが重要。<ボウ・ハンター症候群>
原因:首を特定の方向に回したり動かしたりすることで、椎骨動脈が圧迫され、一時的に血流が遮断されることが原因。通常、解剖学的な異常(生まれつき)が関与している。
症状:めまい、視覚障害、意識消失など、一時的な脳虚血症状が現れることがある。
対策:医療機関の診断にもよるが、場合によっては手術が必要になることがある。どちらも首の動きや姿勢が関与しているが、区別は難しいと思う。
- 2025/04/28
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松田聖子
青春時代のザ・ベストテン!!!
昭和のテレビ
私もリアルタイムで見ていましたよ。
ほんと、時間との闘いでしたね。
空港で歌う:東京羽田空港
(https://www.youtube.com/watch?v=60FAXVpO-BY)新幹線ホームで歌う:静岡駅
(https://www.youtube.com/watch?v=Uwks9eVLDWQ) - 2025/04/27
- 2025/04/26
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悪夢とはこういうものをいうのか?
「あってはならないこと」~滋賀県立高校の2025年度入試~
・・・市内の中学校が受験者2人の合否を逆に伝達していたと発表した。誤って合格と伝えられた生徒が高校の入学説明会に出席した際に不合格と告げられ、伝達ミスが判明した。市教委は生徒2人と保護者に経緯の説明と謝罪を行った。
このようなミスはあって欲しくない。
裏切られた以外のないものでもない。
惨めなものだ。
信じていたのに・・・。
小生はこのような夢をよく見る。
たぶん、実際あると思っているからだろう。
単なるミスでも故意でも、絶対許されることではない。
- 2025/04/25
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この時期、たまにはクラシックで心を癒す
中学3年生の時に、クラシックに少し興味を持ちました。
その影響で高校では音楽を選択しました。
稲葉先生という声楽専門の先生でした。
よくクラシックを鑑賞させてくれました。
歌もよく歌ったなあ。大地讃頌、ひとつの朝、、、
- 2025/04/24
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母性内科って何?
プレコンセプションケアって何?「健全な母体に健全な児は育つ」
母性内科では、(女性の)妊娠前から産後までの期間を通じて、慢性疾患を持つ女性の健康を総合的にサポートする。 特に、膠原病などの自己免疫疾患を得意とし、他の診療科と連携しながら診療を行う。
プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと。
プレ(pre)は前という接頭語を表し、コンセプション(Conception)は受胎つまりおなかの中に新しい命をさずかることをいう。
全国的に認知度は低い。しかし、貴重な存在。
小生にもリウマチの若い女性患者さんがいる。他人事でない。
挙児希望に備えて、常に準備している。
- 2025/04/23
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漢方にも適材適所
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
漢方薬の生薬の用法を表す格言。
これらの3つの花が生薬として女性の健康改善に役立つ効能を有していることを表現している。気が立って落ち着きのないタイプの女性には、鎮静鎮痛作用のある芍薬の根を用いた薬が適している。
・・・肝気鬱結(かんきうっけつ)に有効
・・・(処方例)加味逍遙散、四逆散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏座ってばかりで血行の良くないタイプの女性には、牡丹の根皮を使った薬が適している。
・・・瘀血(おけつ)に有効
・・・(処方例)桂枝伏苓丸、大黄牡丹皮湯、加味逍遥散ゆらゆら歩くように精神的に不安定なタイプの女性には百合の球根を用いた薬が適している。
・・・気滞(きたい)や陰虚(いんきょ)、百合病(びゃくごうびょう)に有効
・・・(処方例)百合知母湯、百合地黄湯(#うつ病や神経症などの精神疾患と言われている)
ちょっと専門過ぎたかなあ m(_ _)m
GHQは日本の公衆衛生改革の一環として、ワクチン接種制度の整備を強力に推進した。特に、1948年の予防接種法制定・BCG接種の普及・ワクチン生産の近代化が大きな影響を与えた。GHQの施策は戦後日本のワクチン行政の基盤を築き、その影響は現在の予防接種制度にも受け継がれている。
GHQの介入は、日本におけるワクチンの普及を促進し、感染症対策の近代化に貢献したが、一方で義務接種のあり方などについてのちに議論を呼ぶ要因となった。
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日本占領期(1945~1952年)に日本の公衆衛生改革を推進し、その一環としてワクチン接種制度の整備にも関与した。
ワクチン接種は義務化されていたものの、供給や接種体制に課題があった。
日本国民の健康状態を改善し、社会の安定を図るとともに戦後の民主化政策の一環でもあった。公衆衛生福祉局(PHW, Public Health and Welfare Division)の主導のもと、米国疾病予防管理センター(CDC)や米国公衆衛生局(USPHS)が関与した。
(1) 感染症対策の強化
結核・ジフテリア・百日咳・天然痘・ポリオなどに対するワクチン接種を推奨した。これにより、戦後の混乱期における感染症の大流行を防ぐことを目的とした。
(2) 予防接種法の制定(1948年)
ジフテリア・百日咳・天然痘・結核(BCG)のワクチンが公的に義務化・推奨されるようになった。
(3) ワクチンの生産体制の整備
国立予防衛生研究所(現:国立感染症研究所)の設立(1947年):ワクチン研究や品質管理を強化するために設立。
国内ワクチン生産の近代化:戦前は民間のワクチン製造業者が多かったが、品質の均一化を図るために国家による管理体制を強化。
アメリカ製ワクチンの供給:アメリカ製ワクチンを日本に供給し、その後に日本国内での生産を促進。
学校教育への導入:義務教育課程で感染症予防やワクチン接種の意義についての教育を推進。
ラジオ・ポスター・パンフレットによる啓発:ワクチンの重要性を国民に広めるためのキャンペーンを実施。
母子手帳の導入(1948年):児童福祉法施行。ワクチン接種記録を管理するため、母子手帳制度が始まった。 なお、1960年代以降、日本は独自にワクチン政策を発展させ、ポリオ・麻疹・風疹などのワクチン接種を拡充。1976年の「予防接種法」改正により、義務接種から「勧奨接種(努力義務)」へと移行。1994年の予防接種法改正では「個人の意思を尊重する」方針へ転換。