齋藤先生のブログ
- 2023/06/15
- 2023/06/10
-
2023/6/10 ブログ
1年前はコロナ禍第6波で疲労困憊していた。
第5類になって1ヶ月が過ぎた。一見、落ち着いたように思えるが、第9波に突入しているようだ。油断大敵。
一方、プライベートの学問鍛錬は遅々として進まず。終活第三章継続中。崇高な目標に向って生きている。少年易老学難成。一歩でも前へ。 - 2023/06/03
-
2023/6/3 ブログ
可笑しな夢をみた。
世間を騒がす画期的な研究成果が発表された。その栄誉を賞賛すべく、感染症学会の代表に立った小生が、表彰する係を賜った。
ところが、表彰式に臨んだ小生は、表彰状に書かれた内容が分からない・・・。挙句の果てに漢字が読めない・・・。
困り果てた小生は、理事長のいる控え室に行って助けを求めた。しかし、そこでは理事長がこの画期的な研究を絶賛して涙を流していた。小生は、「漢字が読めません」とは言えず、立ち尽くしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・この夢判断はいかに?小生の心理状態はどうか?
・・・漢字すら読めない小生が代表として表彰している。表彰状を渡せない状態で、時間が止まっている。フリーズ。
・・・「実力を伴っていない者が偉そうなことをするな」という戒めだろう。 - 2023/06/02
-
2023/6/2 ブログ
肩書消極主義・現場積極主義の小生も、いよいよ「診療部長」という役職を賜った。
常勤医師の部下はいないが、協力頂いている非常勤医師の業務補佐は小生の義務である。
その他、専門の院内感染対策だけでなく、遠い昔に従事した医療安全・危機管理対策までにも力を注ぎつつある。約7年前にお会いした裴英洙先生の刊行本を久しぶりに読んでみた。読みやすい文章でわかりやすく、かつ適確に的を射ているという感想しかない。臨場感が漲っている。さすが医療現場と経営の双方に精通している貴重な存在。心から敬意を表したい。
(小生、アマゾンで購入) さて、小生は今までにさまざまな役職を賜ってきたが、経営に関しては疎い。いや、ぜんぜんダメである。経営的センスは全くないと言える。その言い訳として、「医師は金銭を意識してはいけない」という先人のアドバイスに賛同しているからである。また、人間関係のもつれや金銭関係のごたごたを極力避けたいという小生の性分が関係しているであろう。
しかし、組織を運営する以上、生活がかかっている以上、赤字経営は穏やかでなく精神的につらい。ウィンウィンでやっていけたらという、甘いアイデアしか浮かばない。
経営手腕か~~?
もう少し、勉強しようかな。 - 2023/06/01
-
2023/6/1 ブログ
夏目漱石の「それから」を読んで ~あらすじと小生の感想③~
その3:
しばらくの後、芸者遊びを節制していた代助が久しぶりに料亭に顔を出した。そこで、平岡に偶然出くわした。三千代が内密にお金の工面(借金)を願い回っているにもかかわらず、平岡は芸者遊びをして帰宅しない日も増えていた。そんな平岡の態度に、代助はいらだちを隠せず、「平岡と三千代を結婚させたのは間違いだった」と後悔した。
一方、代助は進行中の佐川財閥の娘との縁談を断る旨を兄嫁梅子に伝えた。「好きな女性がいる」と言ったが、梅子は本気にしなかった。思い詰めた代助は三千代を呼び出し、「僕にはあなたが必要」と告白した。そして、三千代はかつての代助に対する心境を吐露して、「結婚する前に言って欲しかった・・・今更おそい」と涙を流した。
父親が代助を自由気ままな生活をさせた理由は、佐川財閥の娘との政略結婚で事業安定を図るためだった。それを知りながらも三千代に対する偽りのない思いがある以上、代助は佐川の娘との縁談を断った。怒り心頭の父親は、代助への生活費援助を止めると宣言した。代助の気持ちはすでに三千代に傾いている。平岡に対する優位性は変わらないが、父親に対する劣位性も変わらない。人間関係が破壊されつつあるが、代助の乗りかけた船は出航準備を始めた。前途多難な雰囲気が漂っている。
- 2023/05/24
-
2023/5/24 ブログ
優しさ・歓迎・忠実・恋に酔う・決して離れない
これらは、すべて藤の花言葉である。
地面に咲く花とは一風異なり、紫の藤棚も控えめな魅力を感じさせる。 - 2023/05/20
-
2023/5/20 ブログ
在宅復帰支援
「緊急退院」って、そんなことできるの?
このゴールデンウイークに、小笠原先生の本を2冊読んだ。在宅ホスピスの名医である。ちょうどその頃、末期がん患者さんを担当していた。
人生会議および家族会議で方針が決定された後、わずか2日間という短い期間でスピード在宅復帰に成功した。身内に医療従事者がいてくれたことで、迅速な対応が可能になったと思う。
何よりも患者さん本人の希望が最優先である。在宅での希望死・納得死。やっぱり自分の家がいいよね。一読をおすすめします。
- 2023/05/15
-
2023/5/15 ブログ
夏目漱石の「それから」を読んで ~あらすじと小生の感想②~
その2:
代助は、収入のある平岡なら三千代を幸せにできると思ったのに、それが裏切られる結果になった。それを悲嘆して三千代を心配する代助は、平岡の不在を狙って三千代を訪ね、沈みがちな彼女の心を慰めていた。そして、三千代と密会を重ねた。
平岡は新聞社に就職することが決まった。
ある日、三千代が代助の自宅を訪ねてきた。自分(三千代)の病気による入院費や治療費を払うために平岡が借金をしていたからである。そこで、代助に500円(現在価値で150万円程度)を貸してくれるよう頼みに来たのであった。代助は、そのお金をすぐに用意できなかったため、実兄の誠吾(せいご)に金を借りようとした。しかし、全く相手にされなかったため、仕方なく兄嫁梅子に200円を借りることになった。お人よしの代助は、兄嫁梅子に対する甘え(依存心)を露呈する。三千代に対する心境の変化がさらにエスカレートしていく。身内まで巻き込んでいくところが情けない。
- 2023/05/10
-
2023/5/10 ブログ
変な夢をみた。
病気療養で1年間休んだのち、久しぶりに出勤した。旧医局の上司がにやにやとしていた。
さらに、医局長に叱咤された。「これからは十二分に働いてもらわないとな・・・(怒)」と。
後輩の先生も近くにいたが、冷ややかであった。久しぶりに食事に出かけたが、不気味な様子であった。途中まで付いて来てくれたはずが、いつの間にかいなくなってしまった。 - 2023/05/03
-
2023/5/3 ブログ
最近、よく夢をみる。
相変わらずと言っては失礼であるが、旧医局の上司がにやにやと近寄ってくる。ドキドキして構えてしまうが、それ以上、危害を及ぼすような素振りはない。
あまり楽しい夢はなかったが、唯一、本命の女性が左の薬指を差し出してきた夢には感動した。しかし、顔が分からなかった。誰だろうか?
今年は初恋40周年。1983年の今頃、水ぼうそう(水痘)に罹った。全身に水疱が広がった。新年度早々、惨めだった。出席停止期間解除後、登校したら同じ班になっていた。その後に奇跡の人生が始まるとは・・・、だれも予想できなかった。彼女はどうしているのだろうか?ちなみに、万能のChat GPTで検索してみたが情報ゼロ。情報源が検索不能な領域にある以上、Chat GPTも無力であろう。聖域は存在する。
さて、新型コロナは世間を騒がせて3年経過。いよいよ、第5類感染症に格下げ。しかし、ウイルスも成長しているので、仲良くしていかないとダメだな。ブラインドパンデミック
(見えない感染拡大)
第9波の足音
オミクロン XBB 1.5
日本上陸
いよいよ三重へ
夏目漱石の「それから」を読んで ~あらすじと小生の感想④~
その4:
三千代を抱擁する代助は、いよいよ就職しなければならないと焦り始めた。また、三千代との関係を平岡に伝える必要性も出てきたので、代助は平岡に手紙を書いた。しかし、返事はなかなか返ってこなかったので代助が使者を出したところ、三千代が病気で倒れたとのことだった。三千代は平岡に、「謝らなくてはならないことがあるので、代助のところに行ってほしい」と伝えた。代助は、訪ねてきた平岡に「三千代を譲ってほしい」と頼み込んだ。平岡は、「三千代を譲ることは許すが、三千代の体調が回復してからにして欲しい」と返答した。そして、2人は絶交するに至った。
平岡は、その一連の経緯を代助の父親に手紙で知らせた。縁談を断った上に人妻を奪い、その事実を知らされたことに対して、父親は激怒。代助と絶縁することを宣言し、兄夫婦もそれにならった。
最終的に、代助は恵まれた生活や家族を捨てて三千代を選び、世間の荒波に揉まれる覚悟をした。そして、仕事を探すために町に飛び出し、電車に乗った。代助の目に映る景色はすべて真っ赤に見えた。
人間関係が完全に破壊された。代助は行く先不明の旅に出た。その後はどうなったのか?プー太郎の代助に仕事は見つかるのか?三千代ときちんとやっていけるのか?後味の悪い結末であった。