理事長のブログ
- 2023/09/25
- 2023/09/04
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“長い間お世話のなりました”
小三の孫が三重のじじばばのところで2週間近く夏を満喫して帰って行った。自分も小さい頃、大阪のおばちゃんちに夏休みに行っていた事を思い出した。すごく長く感じたが一週間くらいだったと思う。どうも子供の頃と大人になってからでは、時間感覚が違うようだ。
最近は特に時間がすぐ経ってしまう。 一年の短いこと。ひと月なんてあっという 間である。
ところで、一年が短く感じるのを“ジャネーの法則”と言うらしい。
この法則によると“人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する”
つまり、歳をとるにつれて自分の人生における一年の比率が小さくなるため、体感として一年が短く、 時間が早く過ぎると感じると言うことである。
1才の時の365日は10才で37日約60才なら7日くらいと言うことになる。
5年前がついこの前だったりする。古希を迎えたら一年は一週間以下ということになる。ぐずぐずしている場合ではない。
一刻値千金。 - 2023/05/08
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ホモ・ルーデンス in 日本笑い学会
JR野田駅近くの、安くて実に美味いフグの店に昇幹夫先生や笑い学会の方々とご一緒したことがある。もう何年になるかな?もちろんコロナ前である。 あの時飲んだ勢いで昇先生から教わり、紙の箸袋の裏に“あいうえおの人生” を書き記し、持ち帰った。 今、その本当の価値を知る。
会いたい人に会う。
行きたいところに行く。
歌いたい歌を歌う。
遠慮をしない。
美味しいものを食べる。
なんも変哲もないそれまでの日常が自分の前から突然消えてしまった。
毎日毎日灼熱の中続く発熱外来。 N-95 マスクと予防衣での感染予防。
夕方になると足が鉛のように重く、夜中に足がつって飛び起きることもしばしば。 病棟はゾーニングで自由に回診もできない。 医療現場はまるで煉獄のよう。
役所の方針だかなんだかで、少し感染対応が緩和され、少しだけ通常診療が戻ってきた。 やっと、いつもの患者さんの顔が見れる!
こんな事がいつまで続くのか。
ふと、“あいうえおの人生”の事を思った。
人は、仕事のためだけに生きているのではない。遊ぶために楽しむために生きている。ふと、フグの味を思い出した。
もう少し頑張ることにしよう。 - 2022/04/04
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コロナ禍にウクライナ戦争。世の中気の重くなることばかり。こんな時こそ、笑いが大切。私と山中胃腸科病院が参加している日本笑い学会を一度覗いてくださいな。
そしてリンクを見てください。“戦うくらいなら むしろ、幸せに 笑え”
(戦 ウクライナ 等 無視 ロシア は 背に 笑え)
NHKの朝ドラ“らんまん”を見ていると、幼い頃耳にした言葉や、しきたりが出てきて、造り酒屋の長男で跡を継がなかった自分の幼い頃とつい重なって、何か甘酸っぱい思いが湧く。
甑(こしき)倒し、呑みきり、もやし、もろみ、下戸。
妹は幼い頃一度も酒蔵に入れてもらえなかったらしい。蔵元である父親は、全くの下戸で、“酒呑みは酒の味の批判ができない。ゆえに酒呑みは酒屋に向かない。”が持論だった。
それなら酒屋にならん。自分は中学で、すでに酒好きだった。
今でも日本酒が好きで、洋酒は悪く酔うが日本酒は優しく酔う。
そんな訳で、日本酒について蘊蓄を傾けたいと思う。
今回は日本酒の種類を見てみよう。いろんな分け方があるが、特定名称酒について。
特定名称酒は、吟醸酒、純米酒、本醸造酒の3つに分けられ、そこからさらに原料や製造方法の違いにより8種類に分類される。
吟醸酒:精米歩合が60%以下で、低温でゆっくりと発酵させる吟醸造りで造られた日本酒。吟醸造りで精米歩合が60%以下のものは「吟醸酒」、50%以下のものは「大吟醸酒」。
純米酒:米、米麹、水のみで造られる日本酒。精米歩合60%以下の吟醸造りで造られた純米酒は「純米吟醸酒」、精米歩合が50%以下の吟醸造りの純米酒は「純米大吟醸酒」、特別な製法で造られたものは「特別純米酒」と分類される。
本醸造酒:醸造アルコールが含まれている日本酒で、精米歩合70%以下は「本醸造酒」、精米歩合60%以下または特別な製法をとった本醸造酒で色沢が特に良好なものは「特別本醸造酒」
みな個性があって美味しい。ぜひそれぞれ味わってほしい。
今はなき淵田酒造場の酒蔵