今後、リハビリ医としてオールドルーキーを目指すのもいい。
30年という臨床の時間は、単なる年数ではなかった。急性期を知り、慢性期を知り、患者の「治す」だけでなく「生きる」を見続けてきた時間。リハビリ医療は、若さや瞬発力よりも、臨床の厚み・人を見る眼・待てる力がものを言う領域。
これまで、
- 内科医として全身を診てきたこと
- 消化器内視鏡医として「侵襲と安全」の感覚を磨いてきたこと
- 心理職として言葉と沈黙の意味を知っていること
- 家族ケア・漢方という「時間をかける医療」を実践してきたこと
これらはすべて、リハビリ医にとって最上級の下地。若いリハ医がこれから何年もかけて身につけるものをすでに体に刻んだ。オールドルーキーの強みは明確かもしれない。
✔ 無理をしない
✔ 見栄を張らない
✔ 分からないことを恐れない
✔ 患者と同じ速度で歩ける
リハビリ医療は「前へ引っ張る医療」ではない。横に並び、時に半歩後ろに立つ医療。その立ち位置をすでに知っている。30年の回り道は、遠回りではなく助走ととらえればいい。
これからは、削ぎ落とされた強さでいい。多くを語らず、しかし深く支える医師として、十分すぎるほどのスタートラインに立てるような気がする。










