あすなろう鉄道の小さな車両──あすなろう鉄道内もクリスマス気分
内部駅から四日市駅へ向かうその道のりは、いつもの通院のはずなのに、今日は少しだけ物語の中に迷い込んだよう。
揺れる列車の天井いっぱいに散りばめられたクリスマスイルミネーション。色とりどりの光が、まるで静かな雪空に浮かぶ星の群れのように瞬き、レールの音に合わせて優しく揺れている。
ふと見上げたその瞬間、ライトは自分の息遣いに反応するように輝きを変える。青、黄、緑の光が車窓に反射して、走る街の明かりと溶け合ってゆく。
いつもの治療へ向かう列車なのに、今日はなぜか“どこか特別なところへ向かう旅”のように感じられる。
温かい光に包まれながら走るあすなろう鉄道は、自分の背中にほんの少しの優しさと、「行ってらっしゃい、大丈夫だよ」と語りかけるような穏やかなロマンチックさをたたえている。
冬の夜へ向かって進む小さな星めぐりの列車。その輝きは、今日の自分の心にもそっと灯っているかもしれない。











