総合診療科の引退決意。
なぜなら、医療は細分化しすぎて、訳が分からなくなった。しかし、全部診るという美声のきいた科。
・・・「総合診療科」って肩書きが悪いよ。
患者さんに「全部診てくれる魔法使い」のごとく、宣伝している。
でも、現場の医療はというと──
消化器は消化器で「この範囲より口側は別科です」
循環器は循環器で「その症状は不整脈班じゃなくて心不全班です」
呼吸器は呼吸器で「肺は診ますけど、気管支の微妙なところは別のチームが…」
もはや医療は“専門の専門のまた専門”。
総合診療医は、巨大なレゴブロックの説明書なしで「全部組み立ててください」と言われているようなもの。
そして、患者さんからは「先生、全部まとめてお願いします」と、Amazonの“まとめて発送”みたいに頼まれる。
こうして総合診療医は今日も思う。「細分化の果てに、総合が絶滅危惧種になるなんて、誰が予想しただろうか・・・」と。










