医師は属人的だと思う。均一でない。
医師という職業は、「標準化」を掲げながら、実態はまるで「職人芸」。
同じ病名でも、医師が変われば、診療も薬もガラリと変わる。
まるで「和食の店」と「洋食の店」をはしごしているようなもの。
どちらも「料理」ではあるが、味も盛り付けも違う。
患者は「科学」を期待して受診するが、実際に出てくるのは「その医師の流儀」。
医学の裏に、「我流の医学」が隠れているのだ。
だからこそ、人工知能(AI)が医療を均一化(均てん化)するなんて言われても、医師たちは内心ホッとしているんだよな。――「ようやく、我が診療の正しさが証明される日が来た」とね。










