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あすなろ物語 井上靖

子供の頃に読んだが、眺めただけであったのだろう。内容が全然思い出せなかった。

主人公梶鮎太(かじあゆた)の幼少期から青年壮年期までの青春を巡る小説である。

第一話「深い深い雪の中で」が印象的である。YouTubeにもマンガ版がある。
 前半:https://www.youtube.com/watch?v=YoVWRFwiJ3c
 後半:https://www.youtube.com/watch?v=nbFTOo4iRYs

鮎太と祖母おりょうの二人だけの土蔵の中の生活。そこに、冴子(さえこ)という19歳の少女が突然やって来て同居するようになった。鮎太13歳春の出来事であった。

梶鮎太(13歳)が祖母りょうと土蔵で過ごした小学校時代。
(主な登場人物)
◎おりょう(戸籍上の祖母):梶家先代当主の妾。鮎太を郷里にて預かり育てる。
◎鮎太の父(13代目梶家当主、軍医):陸軍に仕官。各地を転任。
◎冴子(さえこ、祖母の姪):19歳、女学校生徒、停学中とか。
◎加島(大学生):温泉旅館伊豆屋に宿泊している東京の大学生。鮎太に「克己」という言葉を教えてくれた。

冴子の行動が気になる。ある意味、誘惑。最終的に雪の中で加島と心中。

なぜって?
  檜(ひのき)になれないからだろう。
  翌檜(あすなろ)にしかなれない絶望感なのか?

以下、紹介のみ。
 第二話「寒月がかかれば」
 第三話「漲ろう水の面より」
 第四話「春の狐火」
 第五話「勝敗」
 第六話「星の植民地」

小生の印象:女の誘惑がちらちら気になる。檜と翌檜の関係性とは何だ?

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