ヤングケアラー
家族の介護や日常生活の世話を日常的に行っている子どもや若者。
家族の病気や障害、介護が必要な状況により、食事の準備、掃除、洗濯、買い物、幼い兄弟の世話などを行う。
通常、大人が担うべき家事や介護を子どもが行うことで、学業や友人関係に影響が出る。
そのため、勉強や遊びの時間が削られ、ストレスや孤独感を感じることもある。
最近、ヤングケアラーを支援するための取り組みが進められている。国や地方自治体、民間団体が連携して支援策を提供しているという。2024年6月、「改正子ども・若者育成支援推進法」が国会で成立。
研修医の頃、ヤングケアラーとおぼしき独身女性(20歳)に遭遇した。
祖母と父との3人暮らし。
父は遠距離トラック運転手で週1回しか帰宅しない。
祖母が胃ガン末期で入院。
十分な医療を受けていない様子であった。
おのずと彼女がキーパーソンにならざるを得ない状態であった。
清楚で美人であった彼女。
「いろいろとやりたいこともあるだろうに」と推察してしまった。
看取りは小生が担当した。
真夜中、父と彼女と小生の3人でエンゼルケアを行った。