2025/2/15
「真実は一つ」
かつて、恩師が小生に語ってくれた言葉
裁判は真実をもとに展開されているのであろうか?
刑事事件において、被告人は弁護士の言う通りに行動しているように思える。また、被告人の深層心理を踏まえていないように思える。
さて、「敗者の告白」は元弁護士である深木章子氏が執筆したミステリー小説。

アマゾンで購読した。年末年始の隙間時間に読破した。
小生は、敗者(敗走医)として生きてきた。そこで、「敗者の告白」という言葉に惹かれてしまったのである。
内容であるが、事件関係者の供述が大半を占める物語で構成されていた。各登場人物の告白で進行した。真実が徐々に明らかになってくるので、結末を早く知りたくなり、引き込まれた。確かに新鮮であったが、「もやもやして、何故かスッキリしない」が読後感だ。
弁護士としての経験が反映されたリアルな描写や人間心理の複雑さが巧みに表現されているのは事実だ。
弁護士なんだから、これに類似した裁判に関与したのだろうと疑心暗鬼に陥ってしまった。
人の評価は、社会的地位や財産ではない。平凡に生きていても幸せなことは多くある。「憧れ」や「羨み」に潜む人間の深層心理。両価性がある以上、つまり「心の陰と陽」がある以上、簡単に語れない。
まあ、自身の身分をわきまえて生きていれば、誰にも遠慮はいらない。