天才を追うアランチューリング
以前、研究会の講師をしたときに、「アラン・チューリング」を紹介したことがある。
その時の一部資料である。
数学者であり、論理学者であり、業績は数学、暗号解読、論理学、哲学、数理生物学など多岐にわたる。
後に、コンピュータ科学、認知科学、人工知能、人工生命と名付けられる新たな領域にも大きな貢献をした。
主な業績:
1.チューリングマシン:アルゴリズムと計算の概念を形式化し、チューリングマシンを提案した。これは、一般目的のコンピューターのモデルと考えることができる。
2.エニグマ解読:第二次世界大戦中、イギリスの暗号解読センターであるブレッチリーパークの政府暗号学校で働いた。ドイツのエニグマ暗号を解読するための技術を開発し、連合国が枢軸国を打ち負かすための重要な情報を提供した。
3.チューリングテスト:人工知能の基礎を形成する手続きとして、チューリングテストを詳述した。
4.自動計算エンジンの設計:戦後、国立物理研究所で働き、初期のプログラム内蔵型コンピューターの設計である自動計算エンジンを設計した。