2025/1/5
能登の震災。あれから1年以上が過ぎた。
そんな厳しい環境の中、2024年2月にある金沢人が亡くなった。
享年92歳。
彼女の一連の行動は立派な決断であった。そう思う。
こういう生き方もありかもしれない。そう感じた。
「北風と太陽」が思い浮かぶ。
北朝鮮の拉致問題。当事者と被害者がすべていなくなったところで、未解決事件として終焉(時効)を迎えるように思える。しかし、非常に残念である。
拉致被害者とされていない寺越友枝さん。彼女の息子である寺越武志さんは、1963年に行方不明になり(当時13歳)、1987年に北朝鮮で生存が確認された。彼は北朝鮮で結婚し、家族を持った。彼女は、彼の安否を確認するために何度も北朝鮮を訪問した(計66回)。なお、彼の実父は、ある時点で北朝鮮に移住している。
彼女は、「彼が拉致されたわけでなく、北朝鮮の船に救助された」と信じている。しかし、決して口外できない何らかの真実があるようで、「墓場にまでもっていく」と漏らしていた。
寺越さんの事例には例外的な側面があり、両国家の要人でさえ、立ち入れない何かがあるように感じる。こういう事例もありだと思う。むしろ、うまくいっているのではないだろうか。少々不便なところもあるだろうけど。