謹賀新年
皆様のご多幸を祈る。
さて、今年の目標は「天才を追う」です。
そして、小生の進化型総合診療構想の学直再考です。
初心に戻って、いざ学び直しです。
以下、小生の診療範囲とこれからの目標です。
a.健診・検診・人間ドック
予防医学の基本。早期発見および早期治療の必要性。
エビデンス不足もあるが、個別に検討していく戦略を考えている。
b.一般疾患
この機会はいつまでも奪われない。案外、奥が深い。
まれな疾患も鑑別診断から漏れないように意識して診療していきたい。
c.消化器疾患
専門医を維持している。技術的な上部消化管内視鏡(EsophagoGastroDuodenoscopy:EGD)だけは今でも続けている。
まだまだ、新所見が出てきており、学ぶことが多い。学び続ける姿勢を忘れないようにしたい。
d.感染症疾患
専門医を維持している。
院内感染対策、地域連携、耐性菌の問題など。
課題は山積しており、遅れをとらないようにしたい。
e.脳血管疾患
脳ドック学会に入会し、脳血管疾患や認知症予防に力を入れている。
地域の取り組みに対応している。
f.リウマチ膠原病疾患
専門医を維持している。
関節リウマチを中心にバイオ製剤治療も少なからず行っている。
新薬情報に遅れを取らないように対応したい。
g.生活習慣病
生活習慣病の予防に取り組んでいる。
アップデートされるガイドラインを参考に治療を継続している。
h.漢方診療
漢方認定医は返上したが、漢方家庭医を取得し、漢方診療を継続している。
さまざまな分野の処方を可能にしたい。チャンピオン症例(=宝例)を探す旅に出航している。
i.緩和ケア
終末期ケア専門士に引き続き、上級専門士を取得。
緩和医学だけでなく医学以外の知識も身につけた。例えば、法学、心理学や行動経済学など。
また、医療に役立つ学問も継続学習していく。例えば、死生学など。
j.学会活動
経験症例や臨床研究を発表していく。
最近、第74回日本病院学会で多分野にわたり発表した。
k.医師会活動
三重県医師会雑誌(三重医報)の執筆を続けている。
四日市医師会の東洋医学研究会で常連講師を継続している。
産業医更新のための研修会に出席し、自己研磨をしている。
産業医学の範囲は広いため、全範囲の把握は困難である。法令やメンタルヘルスなどを課題にしている。
l.保健福祉活動
四日市市胃がん検診読影委員会の委員を務めている。
四日市市認知症早期診断事業も少なからず行っている。
m.協会団体活動
日本糖尿病協会、日本脳卒中協会、日本アレルギー協会および全国膠原病友の会に入会し、患者の生の声に耳を傾けてきた。
これからも継続していきたい。
n.教育活動
感染対策(院内)や医療安全(院内)に関し、職員教育を継続している。
o.在宅医療
近隣の受け持ち患者を少数ながら、経験した。
機会があれば、これからも継続したい。
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今までもこれからも、「地域に密着して人々の健康を支えている医師」である「赤ひげ先生」を夢みている。
なお、赤ひげの由来は以下のとおりである。
日本において、総合病院の専門医などに比べて、身近な医療の提供者として開業医が多い。 地域医療の実働部隊であることは言うまでもない。
作家の山本周五郎が小説「赤ひげ診療譚」に描いたように、貧しく病む人を懸命に治療する医師は「赤ひげ先生」と呼ばれ、伝統的に日本の医師の目指すべき理想像の一つとされてきた。
黒澤明監督が映画化したことで、一般の方々にも親しまれているこの「赤ひげ先生」の実在モデルは、江戸中期に貧民救済施設である小石川養生所で活躍した小川笙船と言われている。
日本医師会は、平成24年に赤ひげ大賞を創設した。貧しく不幸な人々に寄り添い、身を粉にして働く頼もしい医師というイメージが受賞者にふさわしいと考え、命名したという。