医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

2024/9/21

ある出来事を境に、ブログを再開することにした。過去の悪夢はもう忘れよう。永遠に忘れよう。
小生は、正直言うと、しくじり先生、つまずき先生、落ちこぼれ先生、落第先生の経験者である。しかし、すべて現実だから隠す必要は全くない。
評価されずに、やむを得ず転職したこともあった(計3回)が、それももはや過去の話。記憶に残る厳しい宣告。

1. つぶしが効かない!
(それでは使えない)
2. これ以上、医局にいる必要はない!!
(内視鏡医をやるな)
3.明日から来なくていい!!!
  (判決だ、クビだ、出ていけ)

小生の能力だから仕方ない。言い訳ができないので、そのまま受け入れた。妻子もいるなか、実際に失職して無職になったこともあったが、これでも生きていけた。運がよかったのだ。
(ちなみに、ある循環器科の先輩K医師が、「お前は明日からもう来なくていい」と教授に宣告されたというエピソードを耳にした。K医師は、ある外科教授の娘婿。結局、某大学の教授に就任したという。同じ宣告でも、教授就任と失職・無職。これって、身分の違い?と野蛮人の小生は妬んでしまった。)

心機一転。「逆善*に努め、奇貨**とされるように」を意識して、「前進あるのみ」と誓った。そして、学び直そう。まだまだ未熟だから。全然、究められていないから。そして、いい夢をみよう。いつかきっと必ず、いい夢をみよう。

*藤原清衡の臨終(出典:吾妻鏡)
入滅の年に臨んで、俄に逆善を修し、百ヶ日結願の時に当たり、一病なく合掌して仏号を唱え、眠るが如く閉眼し訖んぬ。

**奇貨可居(出典:史記 司馬遷)
子楚、秦諸庶孽孫、質於諸侯。
車乘進用不饒、居處困、不得意。
呂不韋賈邯鄲、見而憐之曰、
此奇貨可居。

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