2023/5/2 ブログ号外
1.一面のチューリップ
コロナ禍なんてどこ吹く風って感じ。
明るい色が目立つ。絨毯ってイメージ。
2.トルコ共和国
本年、建国100周年。
国花はチューリップ(実はトルコ原産)。
3.日本との良好な関係
日本とトルコの良好な関係を象徴するふたつ(以下の①②の出来事がある。ひとつはエルトゥールル号の遭難救助であり、もうひとつはイラン・イラク戦争時のトルコ政府による日本人救出である。2015年12月公開の日本・トルコ合作『海難1890』という映画でその本質を見ることができる。近況は③。
①エルトゥールル号
エルトゥールル号遭難事件について、1890年秋、オスマン帝国使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が帰国途次に、和歌山県串本町沖で座礁した。串本町大島の住人が必死の救助にあたり、乗員650人中69人を救出。その後、乗員を日本海軍の巡洋艦で本国まで送り届けた。
②イラン・イラク戦争
約100年後の1985年春、イラン・イラク戦争時に、イラクのフセイン大統領が「3月19日20時半以降にイラン上空の飛行機は全て攻撃する」と宣言。日本政府が救出機を飛ばせないなか、イランのテヘラン空港に取り残された日本人215人を救出するために、トルコ政府の命を受けたトルコ航空が救出した。この救出劇について、当時の在日トルコ大使は「われわれにはエルトゥールル号の恩があります」と発言した。
③その他(災害支援)
東日本大震災(2011年)でトルコにより支援を受けた。長期間、手厚い対応であったという。一方、トルコ地震(2023年)で日本は災害支援派遣(自衛隊)を行った。