医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

2022/9/15ブログ

今回は、東海道散策です。といっても・・・、病院近辺ですけど。

杖衝坂(つえつきざか)は、三重県四日市市采女にある東海道の坂の名称です。国道1号線のすぐ横にある旧東海道にあり、三重県名の由来にもなった日本武尊(ヤマトタケル)の故事がある急坂です。この急坂は、東海道五十三次の四日市宿と石薬師宿の中間に位置します。日本武尊が東征の帰途、伊吹山の神との戦いで病に倒れ、弱った体で大和帰還を目指して剣を杖代わりにしてこの急坂を登りました。この際、「吾足如三重勾而甚疲」(私の足が三重に折れ曲がってしまったようにひどく疲れた)と言ったそうです。これが「杖衝坂」と「三重」の名前の由来とされています。また、貞享4年(1687年)、松尾芭蕉が江戸から伊賀へ帰途の際、この急坂で落馬してしまい、早速、次の俳句を詠んでいます。「歩行(かち)ならば 杖衝坂を 落馬かな」と。

坂を上がると、采女一里塚跡です。

もう少し歩くと菅原神社国分天神があります。地元では「国分の天神さん」と親しまれています。この神社は、しだれ梅が多数咲き誇るスポットとして有名です。しだれ梅の木だけでなく、白から薄いピンク、濃い桃色までのさまざまな品種の梅の木が植えられ、その数は350本以上もあります。3月上旬から下旬にかけて、梅が見頃となります。「梅まつり」の開催期間中、多くの参拝者が訪れます。
はるか昔に訪れたこの神社。記憶は定かでありませんが・・・、確か小学生時代だったと思います。あの頃にはなかった連理の枝がありました。「比翼の鳥」と「連理の枝」。いずれも「仲がいいたとえ」とされています。

社会分断ウイルスと悪名の高いコロナウイルス。着実に進化し続けています。人類は負けないと思いますが、油断は禁物です。

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