2023/1/22 ブログ号外
石薬師宿(東海道四十四次)
石薬師宿は、江戸から数えて四十四番目の宿場であった。この地に宿駅が設置されたのは元和二年(1616)と遅く、それまでは高富村(天領)であったという。
人家約180軒のうち、旅籠屋が約30軒、百姓が約130軒と全戸数の約7割を占め、農村的性格の強い宿場であったという。
街道の中ほどの西側に小澤本陣があり、その向かいに園田家の問屋場があった。
なお、万葉集研究の最高峰を究めた佐佐木信綱博士の業績を称える記念館もある。
下大久保付近の国道1号線から少し入ると石碑が控えめに建っている。
新年早々、さっそく石薬師宿を散策してみたが、期待していたほどの古い町並みを感じることはできなかった。また、暖かい時期になったらゆっくり歩いてみたい。何かいいものが見つかるかもしれないから。