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2022/11/15 ブログ

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一人10票制・・・素朴な疑問

 以前より、選挙は一人1票とされており、何ら疑問を感じていなかった。しかし、一人10票制にしたらどんな選挙結果になるのか、ふと思いついた過去がある。ある一人の候補に10票すべてを投票してもいいし、もちろん二人の候補に5票ずつ分配投票してもいい。可能であれば(11人以上でなければ)、一人に最低1票ずつ投票してもいい。人の心は割り切れないところがあるし、しがらみもあり、建前も本音もあり・・・。
 そこで、あるとき「累積投票」なるものを知った。複数人の当選者を決める選挙方法である。選挙人は複数票を投票できるが、一人の候補に対して複数票を投票することができる。累積投票において、各選挙人は複数の票が与えられ、選挙人はこの複数票を候補者に対して任意に分配して投票できる。すなわち、同一人に重複投票することができるわけである。すべてを一人の候補者に対して集中して投票することもできる。当選者は、相対的な得票数の多い順に決定するという。
 歴史的にみると、James Garth Marshallによって推進された。1953年にケープ植民地の第二院で、1870年から1980年までイリノイ州下院で用いられた。19世紀後半のイングランドで教育委員の選出にも用いられた。現在、アメリカ合衆国の自治体が累積投票を用いているが、これらはすべて投票権法(1965年)の下で起こされた訴訟の結果であるという。
 累積投票の特徴は、選挙人の過半数以下の少数派にも代表を選出する権利を与えるところにある。つまり、少数代表制である。
 累積投票は株式会社における取締役選任で用いられることがある。日本の会社法342条は、累積投票による取締役の選任について定めている。それによれば、複数の取締役の選任にあたり、定款に別段の定めがあるときを除き(ただし、1974年改正により多くは定款によって累積投票を排除)、株主からの請求があった場合、一株につき選任する取締役の数と同数の票が与えられ、累積投票によって取締役が選出される。
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最後に

個人的な意見として、国政選挙をインターネット上で一人10票制として投票できれば、もう少し国民の意見が反映されて、暮らしやすくなるかもしれないと思う。

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