漢方にも適材適所
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
漢方薬の生薬の用法を表す格言。
これらの3つの花が生薬として女性の健康改善に役立つ効能を有していることを表現している。
気が立って落ち着きのないタイプの女性には、鎮静鎮痛作用のある芍薬の根を用いた薬が適している。
・・・肝気鬱結(かんきうっけつ)に有効
・・・(処方例)加味逍遙散、四逆散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏
座ってばかりで血行の良くないタイプの女性には、牡丹の根皮を使った薬が適している。
・・・瘀血(おけつ)に有効
・・・(処方例)桂枝伏苓丸、大黄牡丹皮湯、加味逍遥散
ゆらゆら歩くように精神的に不安定なタイプの女性には百合の球根を用いた薬が適している。
・・・気滞(きたい)や陰虚(いんきょ)、百合病(びゃくごうびょう)に有効
・・・(処方例)百合知母湯、百合地黄湯
(#うつ病や神経症などの精神疾患と言われている)
ちょっと専門過ぎたかなあ m(_ _)m