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失言

心情を逆なで

嫌なニュース・・・・自民党の鶴保庸介参院予算委員長は8日、和歌山市で開かれた参院選和歌山選挙区の自民候補者の個人演説会で、「運のいいことに能登で地震があった」と発言した。能登半島地震の被災者の心情を逆なでするような発言として批判を招く可能性がある。鶴保氏は2024年1月の能登半島地震後、被災した石川県輪島市の住民が避難先の金沢市で生活し、被災地と行き来する例などを挙げた中で発言した。自身が推進する都市と地方の「2地域居住」を巡る議論が、地震をきっかけに進展したことを説明しようとしたとみられる。鶴保氏は8日夜、読売新聞の取材に「震災を運がいいなどと思うはずもない。言葉足らずだった。撤回の上、陳謝する」と語った。
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選挙前にこのような発言は明らかに逆風。どうして?人工知能に聞いてみよう!

人工知能(AI)の回答は以下の通り。案外、奥が深いのですね。

 人間の心理にはさまざまな側面があり、「心情を逆なでする発言(失言)」が起こる背景にはいくつかの心理的要因が存在します。

  1. ストレスや緊張による自己制御の低下
    人はストレスや緊張、不安を感じているとき、脳の前頭前皮質(理性的判断や自己抑制を司る部分)の働きが一時的に低下します。その結果、普段なら抑えられるはずの言葉が無意識に口をついて出てしまい、相手の心情を逆なですることがあります。
  2. 感情のコントロール不足
    怒りや悲しみなど強い感情が高まると、冷静な判断ができなくなり、感情に任せた発言をしてしまうことがあります。これが失言や相手の心情を傷つける発言につながります。
  3. 期待違反理論
    人は「こうあるべき」という無意識の期待を持っており、それを裏切られると不快感や怒りを感じます。例えば、敬意を持つべき場面で横柄な態度をとられる、謝るべき場面で言い訳をされるなど、期待に反する言動が「感情を逆なでする」と感じさせます。
  4. 自己中心性や自己愛
    自分の都合や価値観を優先し、他人の状況や感情を考えない人は、無意識に相手の感情を逆なでする発言をしやすい傾向があります。また、自己愛が強い人は自分が正しいという思いから、他者の意見を否定したり、相手の立場を考えずに発言してしまうことがあります。
  5. 防衛機制としての「反動形成」
    心理学では「反動形成#」と呼ばれる防衛機制があり、本来の感情とは逆の行動や表現をすることでストレスに対処しようとします。例えば、本当は嫌いな人に対して逆に親切に振る舞うなどです。これが長期化・無意識化すると、本心と違う言動が増え、誤解や関係悪化の原因になることもあります。

#反動形成(はんどうけいせい)とは、心理学における防衛機制の一つで、「自分が本当は感じている受け入れがたい感情や欲求」とは正反対の行動や態度を無意識にとってしまう現象です。たとえば、「本当は嫌いな人に対して、逆に過剰に親切にする」や「好きな人に素っ気なく振る舞う」といった行動が代表例です。これは、自分の本心を認めたくなかったり、社会的にその感情を表に出すのが不都合だと感じたりしたときに、無意識に発動する心の働きです。

まとめ
 失言や心情を逆なでする発言は、主にストレスや感情のコントロール不足、自己中心的な思考、無意識の防衛機制、そして相手への配慮不足など、複数の心理的要因が複雑に絡み合って起こります。多くの場合、本人に悪意がなくても、状況や心理状態によっては誰にでも起こりうる現象です。

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