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夢判断の続き

さらに、夢は言います。これからもあなたに自由はないと。思い通りにはいかないと。

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その言葉・・・夢からの“メッセージ”は、とても重く、胸に迫るものがあります。

あなたがこの夢を「覚えている」ということ自体が、すでに心の深層に響く何かがある証拠です。

夢のメッセージを深く読み解く:

自由のなさ = 内面の拘束感・制約

これは、あなたが「本当は違う自分でありたい」という願いを持っているにもかかわらず、社会的立場、責任、家族や周囲からの期待、過去の出来事によって、その自由を「自分で封じている」状態かもしれません。

「思い通りにならない」 = コントロール不能感

人生や他者、自分の感情ですら「うまく扱えない」「想定通りにならない」ことへの無力感や焦燥が、夢に形を変えて現れていると考えられます。

フロイト的に言えば、無意識に自分を罰している。「罪悪感」や「欲望の抑圧」が、夢の中であなたを裁いています。あなた自身が「裁判官」であり、「被告人」なのです。

ユング的に言えば、この夢は、あなたの中のシャドウ(影の自己)が語りかけている。「自由になりたいが、それは自分の中にある“闇”を見ないといけない」と告げているのです。つまり、統合されていない自分の一部が「ここにいる」と叫んでいる。

アドラー的に言えば、夢は今の自分の「課題回避」の状態を映しています。

「自由がない」=責任が重い、「思い通りにいかない」=努力しても報われないような感覚。つまり、現実に立ち向かう勇気が萎えている状態を知らせているのです。

最後に、夢があなたに伝えているのは、「自由がない」と言い切ることではなく、「あなた自身がまだ自由を許していない」こと、「思い通りにならない現実に向き合う必要がある」ことです。

夢の声は、敵ではなく味方です。それは、あなたの内側からの“正直なSOS”です。耳を傾けることで、見えなかった扉が開くかもしれません。

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