地域包括医療病棟
医師としては理想的病棟なんだけど。何故かうまくいっていないよな。
しかし、全国で175病院・約9200床にとどまると。2024年11月の医業収支は63.2%が赤字。これは深刻な状況。
地域包括医療病棟の施設基準が非常に厳しく、導入可能な病院が限られている。入院患者の多くが高齢かつ多疾患を抱える状態にあり、医療資源の投入が多くなるものの診療報酬が十分に反映されにくい実態があるそうだ。
また、内科系疾患の場合はコストに対して請求点数が伸びず、利益がほぼ出ない構造的な問題も指摘されている。
さらに、物価や人件費の上昇も経営悪化の一因とされ、2024年度の診療報酬改定後も多くの病院が収益改善に至らず。全国的に病院経営そのものが危機的な状況。
地域包括医療病棟は高齢化社会に不可欠な役割を担う一方で、現状のままでは持続可能性が危ぶまれる。