同じような経験のある医師は多いはず
気になるニュース・・・京都府亀岡市立病院は(2025年8月)7日、同市の70歳代男性に行ったコンピューター断層撮影装置(CT)検査の結果を、適切な治療に生かせない医療事故があったと発表した。同院は男性に謝罪し、現在受けている治療の費用を支払う予定という。発表では、男性は2021年1月、胸の痛みを訴えて救急外来でCT検査を受け、画像診断で腎臓がんの疑いが指摘されたが、再検査は行われなかった。その後の24年10月、別の症状でCT検査を検討した主治医が、再検査されていないことに気づいた。改めて検査したところ、進行性の腎臓がんが見つかり、男性は別の病院で治療中という。・・・
かつて、ある患者の腎臓がんを小生がみつけた。しかし、4年前に某科でMRIを撮影していた。なんと腎臓に腫瘍が写っていた。ダブルチェックも異常なし。ただし、言い訳になるが、腎臓の腫瘍の評価は難しいと思う。泌尿器科に相談する姿勢が必要である。