今朝の心境
今朝、ふと自分を振り返って思った。私は臆病な人間であり、心配性でもあった。これまでそれを「慎重」「準備万端」と言い換えてきたが、正直に言えば弱さである。反省している。
ただ、この年齢になって思うのは、臆病さや心配性は単なる欠点ではなく、生き方そのものに深く染み込んだ性質ということだ。恐れや不安を感じやすいからこそ、最悪を想定し、準備に時間をかけ、安易な賭けに出なかった。結果として、大きく壊れずにここまで生き延びてきたのも事実である。
志村けんの言葉に「準備8割・本番2割」がある。若い頃は、本番で勝負すること、度胸で押し切ることに価値があるように思っていた。しかし今は、この言葉がよくわかる。準備に時間をかけるのは、臆病だからではない。本番で無理をしなくて済むよう、自分を守るための知恵でもあるのだ。
それでも、臆病さと心配性が弱さであることに変わりはない。弱さは消せない。矯正も難しい。ならば、これからは否定するのでも、美化するのでもなく、引き受けたうえでどう使うかを考えるしかない。
結局のところ、人生は修行なのだと思う。強くなるための修行ではなく、弱さを自覚したまま歩き続ける修行である。今日もまた、その途中にいるだけだ。










