今年は復習の年。復讐の年でない。
タルムードの言葉「立派な生き方をせよ。それが最大の復讐だ。」
タルムード(ユダヤ教の口伝律法の集大成)によると、復讐を否定的に捉えている。具体的には「レビ記19:18の教え」に基づき、「復讐してはならない。人を恨んではならない。むしろ、自分を愛するように人を愛しなさい。」とされる。
また、「復讐」とは他人があなたに害を与えたからといって同じように仕返しすることを、「恨み」とは相手に仕返しはしないが心の中で憎しみを持ち続けることを指す。
ただし、これは個人的な感情レベルの話。法的な正義(ディン)や社会的秩序の維持のための罰則とは別という。
ユダヤ教の伝統によれば、個人の手による復讐は避けるべきとされる一方で、不正を正すための法的な手続きを取ることは奨励される。
日本国の民法に「自力救済禁止の原則」がある。何となく似ている。
とにかく、「立派に生きることが一番の復讐」という考え。
この進歩的な考え方、すごくいい感触です。