ホモ・ルーデンス in 日本笑い学会
JR野田駅近くの、安くて実に美味いフグの店に昇幹夫先生や笑い学会の方々とご一緒したことがある。もう何年になるかな?もちろんコロナ前である。 あの時飲んだ勢いで昇先生から教わり、紙の箸袋の裏に“あいうえおの人生” を書き記し、持ち帰った。 今、その本当の価値を知る。
会いたい人に会う。
行きたいところに行く。
歌いたい歌を歌う。
遠慮をしない。
美味しいものを食べる。
なんも変哲もないそれまでの日常が自分の前から突然消えてしまった。
毎日毎日灼熱の中続く発熱外来。 N-95 マスクと予防衣での感染予防。
夕方になると足が鉛のように重く、夜中に足がつって飛び起きることもしばしば。 病棟はゾーニングで自由に回診もできない。 医療現場はまるで煉獄のよう。
役所の方針だかなんだかで、少し感染対応が緩和され、少しだけ通常診療が戻ってきた。 やっと、いつもの患者さんの顔が見れる!
こんな事がいつまで続くのか。
ふと、“あいうえおの人生”の事を思った。
人は、仕事のためだけに生きているのではない。遊ぶために楽しむために生きている。ふと、フグの味を思い出した。
もう少し頑張ることにしよう。