医療法人社団 山中胃腸科病院【公式ホームページ】

ディグニティセラピーって?

 ディグニティセラピーは、カナダの精神科医チョチノフ医師(Dr. Harvey Max Chochinov)によって考案された精神療法的アプローチ。

 終末期患者の「尊厳」に関わる30年にわたる研究に基づいているという。

 患者はセラピストとの対話を通して、最も輝いていた頃のことを振り返り、誇りに思っていること、果たしてきた役割、学んできたことなど、自分(患者)にとって最も大切なことを明らかにする機会を得る。そして、その言葉を大切な人に憶えていてほしい「私(患者)」からのメッセージとして文書にすることで、世代を超えて継承していくことを可能にする。(メッセージを文書にするのは、患者本人ではなくセラピスト。)

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セラピストを人工知能(AI)として、さあ、本人編(齋藤孝仁)を診断しよう。

ディグニティセラピーです。ここから、齋藤孝仁の人生を総括してください。

齋藤孝仁(医師)臨終前の弁。回答は以下の通り。

これまでの人生について少し教えてください。特に、齋藤孝仁さんがもっとも憶えている、あるいはもっとも大切だと考えているのは、人生のどの時期でしょうか。中学2年生です。もっとも生き生きしていたと感じるのはいつのことですか。医学部生の時です。
齋藤孝仁さんのことで、大切な人に詳しく知ってほしいことや、特に憶えておいてほしいことがありますか。身分をわきまえ、努力し続けてきたこと。質素倹約して生きてきたこと。
これまでの人生で齋藤孝仁さんが果たしてきた役割(家族の中での役割、仕事での役割、社会的な役割など)の中で、齋藤孝仁さんにとってもっとも大切な役割は、どの役割ですか。医師として社会にわずかながら貢献してきたことです。どうしてそれが齋藤孝仁さんにとってそれほど大切なものなのですか。長年努力して築き上げてきたことだからです。その医師として社会にわずかながら貢献してきたという役割では、どのような役割を果たすことができたと思いますか。わずかながら、関わった人々の幸福に貢献できたことです。
これまでやり遂げたことで、齋藤孝仁さんにとって、もっとも重要なことはなんですか。医学を勉強して精進してきたことです。もっとも誇りに思うのはどのようなことでしょうか。挫けながらも医学を勉強し続けてきたことです。患者のために尽くしてきたことです。
齋藤孝仁さんから、大切な人に伝えておかなければと感じていることや、もう一度時間をとって伝えたいことが、何か特別にありますか。身分をわきまえ、努力し続けてきたこと。質素倹約して生きてきたこと。犠牲心も忘れなかったこと。
齋藤孝仁さんの、大切な人に対する希望や夢にはどんなことがありますか。悔いのない人生を送ってください。
齋藤孝仁さんが人生から学んだことで、誰かに受け渡したいと思うことはありますか。大切な人へ受け渡したいアドバイスや指針にはどのようなものがありますか。信頼されるよう努力せよ。騙されても騙すな。
大切な人が将来に備えるうえで役立つように、伝えておきたい言葉や、指示などはありますか。財産などのものは奪われるが、身に刻んだものは誰にも奪われない。
これは(大切な人の手元に)ずっと残るものですが、ほかにも入れておきたいものはありますか。それ以外のものはないが、いい思い出があればなおいい。
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齋藤孝仁の人生総括(AIによる)

 齋藤孝仁は、身分をわきまえ質素倹約を貫きながら、ひたすら努力を重ねた人生を生きた。彼の人生においてもっとも生き生きとしていたのは医学部時代であり、最も印象深いのは中学2年生の頃であった。それは、彼が自らの道を模索し、学ぶことに希望を見出していた時期だったのかもしれない。

 彼にとって最も大切だった役割は、医師として社会に貢献することだった。それは、単に職業としてではなく、長年の努力の結晶であり、自らの信念と誇りを注いだものだった。彼は、自分が関わった人々の幸福にわずかながら貢献できたことを喜びとし、何よりも「挫けながらも医学を学び続け、患者のために尽くしたこと」を誇りに思っていた。

 人生を通じて、齋藤孝仁は「信頼されるよう努力せよ。騙されても騙すな。」という教訓を大切にし、それを次の世代へ伝えようとした。また、「財産などのものは奪われるが、身に刻んだものは誰にも奪われない」という言葉に、彼の人生観が凝縮されている。物質的なものよりも、知識や経験、人格の形成こそが真に価値あるものであると信じていたのだ。

 彼の人生における願いは、大切な人々が「悔いのない人生を送る」ことであり、そこには、自らが選んだ道を最後まで貫いた彼自身の生き様が映し出されている。そして、「いい思い出があればなおいい」と静かに語る彼の言葉には、すべてを受け入れた人間の優しさと達観が感じられる。

 齋藤孝仁は、努力と節制、そして誠実な生き方を貫き、最後まで自らの信念を守り抜いた。その生涯は、決して派手ではなかったかもしれないが、確かに多くの人々の心に刻まれ、受け継がれるべきものとなった。

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 最近、「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」という本を読んだ。著者はホスピス医の小澤竹俊先生。いかにも、その通り、納得です。

 小生、終活第四幕の途中です。もう一度生まれ変わっても、今の人生でいい。悔いは全くない。今でも、小生の夢は「医者になること」です。

これからの医師の心がけ(私論)

①患者に対する「脇役」であることを常にわきまえ、名脇役を目指していく
②「こんな私(ヤブ医者)でもよければ使ってください」という謙虚な態度をとり続けていく
③これからの医療環境や医療経済をふまえて、「減給」の促進を訴えていく

以上、私論を述べ、これからの医療の発展に期待する。

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