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アンガーマネジメント

アンガーマネジメント

小生は、短気で怒り易い。子供の頃から、「落ち着きがない」と親によく叱られたものだ。

怒りは「こころのアナフィラキシー」だろう。(アナフィラキシー=アレルギー反応)
そして、激怒・激昂は「こころのアナフィラキシーショック」であろう。まさしく、半端ないこころの拒絶反応だろう。

子供の頃は、気に入らないだけでもよく怒った。
きっと、「欲しいものが買ってもらえない」ことに大きな不満を抱き、怒り散らしていたようだ。

さらに、腹の虫の居所が悪い(機嫌が悪い)と怒りの閾値が下がっていた。
己の価値観からどれだけかけ離れているかどうかで、その違い(怒りの度合い)が明らかになるだろう。

ヒトは生まれながらにして、怒る。

そして、生まれてから頻回に叱られる(怒られる)。

怒ることも叱られることも幼い時から身に付きまとっている。

最近、アンガーマネジメントが注目されている。

小生の説を披露すると、激怒・激昂は、今まで受けた教育によりこころの中に怒りの基準が生まれ、ある程度定まっている。その基準に反したり、その基準から大きくズレたりすると、「それは違う!」と、こころが反射的に拒否してしまうのでないかと思う。

また、基礎教育に問題があるのではないかと感じることもある。信用する人(親や先生など)に習ったり学んだりしたことが、簡単に否定されたりする場面である。

例えば、医師になってから上司に指導されるなかで、正反対の教育をされた経験が小生にはある。それは、入院患者の約束指示である。夜間休日あるいは主治医不在の場合、事前に決めておく指示(処置や投薬など)である。ある上司には「しっかり記載してわかりやすく指示すること」という教育を受けたが、一方、別の上司には「全く不要だから記載する必要はない。当直医などにすべて代理決定してもらうこと」という教育を受けた・・・。つまり、相矛盾する教育であった。

どちらの言い分が正しいのだろうか?

この場合、どうすればいいのか?

タブルスタンダード?

迷った挙句、折衷案を小生なりに考えたが、今でも解決していない。

たぶん、解決しないうちに定年を迎えそうだ。

そして引退していくのであろう。

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