まんが「アルプスのハイジ」のロッテンマイヤーさん
クララのお世話をする家庭教師。厳格で規律を重んじる人物。
(子供の教育が終わった小生ではあるが、子供目線で考察してみた。)
利点:
規律を大切にする:きちんとした生活習慣を身につけさせる。勉強や食事の時間、マナーを守らせるなど。
責任感が強い:クララの健康や教育に責任を持ち、一生懸命にその役割を果たそうとしている。クララのために最善を尽くす姿勢がみられる。
組織力がある:家の中のことをきちんと管理し、すべてがスムーズに進むように気を配る。家庭内の秩序を保とうとする。
欠点:
厳しすぎる:厳格すぎて子供たちが楽しめない。ハイジ(フランクフルトではアーデルハイド)の自由を制限し、その厳しさは苦痛を生む。実際、ハイジはうつ状態になる。
感情を理解しにくい:子供たちの感情に寄り添うことが苦手。クララやハイジが困っている時にも厳しい態度を崩さない。
柔軟性に欠ける:自分のやり方に固執し、他の方法を試そうとしない。子供たちにとって窮屈である。
今も昔も感想は変わらない。
自閉症になりかかった完全管理されたクララ。ロッテンマイヤーさんのアプローチに教育的価値も多くあるけど、もう少し柔軟できめ細やかなサポートがあれば、もっとバランスのとれた教育者に映ったでしょう。
ただし、ハイジはアルムの山に帰って心身ともに回復したし、クララはそこで歩けるようになったし。フランクフルトに帰ってリハビリをしているクララに対して、ロッテンマイヤーさんは「アルムにまた行ける」と優しい言葉をかけている。
すべての者(登場人物)が、クララの回復(歩けるようになること)を心から祈っていたのでしょう。