そろそろ結論 ~医療現場のジレンマ~
医療現場は大変。
患者の言い分を十分に聞いて話しやすい(何でも聞いてくれる)医師になれば、患者の評判は良くなる。しかし、そのためにスタッフの仕事を増やす結果になり、スタッフから不評が出て評判は悪くなる。
残念ながら、限られた時間。両立できない。
「どちらを向いても誰かを傷つけてしまう感じ」で悲しい話。
患者の話をきちんと聞く。それは医師として最も誠実で人間的で理想的な姿だ。実際、患者の満足度や信頼は確実に上がる。でもその“丁寧さ”は、現実には
診療時間の延長
検査・説明・書類の増加
スタッフへの負荷増
という形で跳ね返ってくる。
すると今度は、現場を回しているスタッフの不満が蓄積していく。
どちらも正しい。どちらも大切。だからこそ、両立できない現実が悲しい。
皮肉を言えば――患者に嫌われない医師になるのは、比較的簡単。スタッフに嫌われない医師になるのも、やり方次第で可能。でも、両方から常に好かれる医師になるのはほぼ不可能。
これは、「医療のど真ん中」に立っている証拠かもしれない。この矛盾に気づかなくなった時のほうが実はもっと怖いだろう。
しかし、もう結論は出ている。










