夢を買う
(https://www.youtube.com/watch?v=oeQk86guGA8)
北条政子という鎌倉幕府開設者(源頼朝)の妻となった女性には、妹から「夢買い」で吉夢を受け取ったという逸話が残されている。
「太陽と月を手で掴む夢を見た」という妹の夢話を聞いた政子は、「その夢は災いを呼ぶ夢だから私に売りなさい」とうまく言ってその夢を買い取った。
ところが、政子はその夢が最高の吉夢であることを知っており、妹を騙す形で夢買いしたとされている。
その後、現実的に政子は源頼朝の妻となり、ファーストレディの地位を手に入れた。
この話は日本昔話の「夢買い」にも通じる要素があり、夢を売買することで運命が変わるというテーマが共通している。
夢が持つ象徴的な力を感じさせる興味深い物語。
夢こそ恐るべし。