警告された破滅とは
「数学ではない、意志だ」=ヒトラーがプロの忠告を捨てた瞬間
1942年9月24日、参謀総長ハルダーは、ヒトラーに対してある冷徹な「数学的根拠」を突きつけた。スターリングラード占領作戦について、物資供給の限界とソ連軍の反撃能力から、「勝利は不可能」と断言し、撤退を具申した。
しかし、ヒトラーの答えは「激怒」と「解任」。プロの軍人の助言を排除し、「意志が数学を凌駕する」と信じた指導者の決断が、後に28万人以上の第6軍を地獄の包囲網へと追い込むことに。
実は、日本における東条英機と同じ。日清・日露戦争に勝利したことを日米開戦の根拠にしている。シュミレーションでは勝てない公算であったにもかかわらず。
イエスマンだけが残った組織の末路を、ハルダーの日記や当時の軍事記録から垣間見よう。
現実に正直に生きた者の句:泥船に 乗るなと諭す 反逆者










